横綱・大関に挑むサムライは11人である。
東前頭筆頭逸ノ城は新型コロナウイルス感染
で休場である。そのため阿武咲を繰り上げた。
また、西前頭筆頭高安は元大関のプライドに
よって挑戦者からはずしている。11人のサム
ライのここ1年の横綱・大関戦及び上位での
勝ち越し、負け越しは以下である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/サムライA-e1651803537641.jpg)
ここ1年横綱・大関とフルに対戦している
サムライは3人いる。まず、先場所優勝した
関脇若隆景である。負け越しは七月場所のみ
で5場所勝ち越している。上位に定着した
だけでなく、実績を残している。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/0L7A2594わか-e1651803431406.jpg)
たが、横綱戦は勝てず、大関戦も4勝11敗
と勝てなくなってきている。大関戦は7連敗
していた。先場所の14日目貴景勝に勝って
連敗をようやく止めた。五月場所の大関戦は
果たしてどうなるのか。若隆景にとって大関
は強敵である。
次に小結に返り咲いた大栄翔である。横綱
照ノ富士に2勝。負けても大善戦している。
押し相撲は勢いづくと怖い存在になる。先場
所は5勝7敗から3連勝して勝ち越した粘力
もある。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/0L7A5979栄-e1651803448274.jpg)
ただ、若隆景同様大関に勝てなくなってきて
いる。5連敗したことがある。若隆景と異な
るのは、このなかに大関時代の照ノ富士戦が
2番あることである。そうはいっても大栄翔
はひたすら押すしかない。
最後に隆の勝である。隆の勝は貴景勝と同
部屋で対戦がない。横綱・大関戦だけでなく、
上位戦そのもので成績を残せなくなってきた。
ここ1年42勝48敗である。先場所は4勝11敗
と大敗している。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/0L7A2504たか-e1651803463516.jpg)
一時は関脇に定着していた時期があっただけ
に成績は下降している。27歳と衰える年齢
ではない。相撲を覚えられたのか、ツメまで
もっていけない傾向がみえる。圧力をかける
相撲だけに相手にとってはいやなタイプで
あることは間違いない。
関脇阿炎の突き押しは威力がある。先場所は
正代・貴景勝戦がないという取組編成のお粗
末さがあった。そうしたなかでの8勝だった
ので割り引いてみなければならない。五月
場所は阿炎の真価が問われる。突き押しの
破壊力は横綱・大関に通用する。押し相撲の
貴景勝、横綱照ノ富士に勝ったことがある。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/0L7A9041あび-e1651803482598.jpg)
豊昇龍は新小結の場所を勝ち越した。この
自信は大きい。大関とは互角に近い戦いが
できる。年齢が22歳と成長途上である。若隆
景が優勝したことに刺激を受けている。きっ
かけがあれば急激に強くなる。そのためにも
五月場所は勝ち越しておきたいところである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/0L7A8931ほうしょう.jpg)
初日は近い。