2021年は観客人数を制限してもなかなか満員
につながらない日々が続いた。掛け値なしに
入るのは14日目・千秋楽であった。特に平日
はガラガラであった。国技館の2階は埋まら
ないし、地方は経費がかかるだけに深刻さは
増してくる。地方場所は生活に必要なものを
すべて持っていくだけにまるで引っ越しで
ある。人件費・必要経費は状況にかかわらず
かかってくる。
以前、東京場所は一月場所、五月場所、九月
場所の順に人気があった。大相撲が過熱した
とき、この法則があてはまらなくなった。
大相撲の過熱は久々の日本出身琴奨菊の初
優勝以後に始まった。思うようにチケットが
買いにくくなったのはそれからだった。
きたる一月場所のチケットの販売状況はどう
なのだろうか。5000人の入場制限だが、2日
午前の段階で完売は千秋楽のみである。初日、
7日目、8日目、13日目 、14日目はマス席、
ボックス席はない。イス席のみである。2日
目は成人の日で祝日だが、マスCが残りわず
かである。
今の大相撲は特別人気のあるヒーローがいる
わけではない。優勝争いが白熱するとは限ら
ない。新大関・新横綱が誕生する気配はなか
なか見あたらない。次の時代を担う期待の
ホープは不在である。これでは人気の出る
要素がなかなかないことになる。
しかし、改善点がないわけではない。チケッ
トの販売を方法をネット・コンビニ以外に
拡大することである。特にアナログの方に
対応できる方法を残すことである。それで
いてマス席を選択できるようにすることで
ある。現在はイス席のみである。今はチケッ
トぴあの 店舗がなくなっているだけに、マス
席を選択 できるようにすることから始めては
いかがだろうか。
箱根駅伝を見ています。
興味深いテーマをこれからもお届けします。