8月1日から九月場所の先行予約が始まる。
一般発売は予定と異なり、8月14日からで
ある。ここへきて東京は非常事態宣言中にも
関わらず、ついに3000人超えの感染者数が
発表された。むろん過去最多であり、とてつ
もなく大きな数値である。非常事態宣言に
関しては神奈川、埼玉、千葉も近く出される
とのことだが、何が効果的で何がそうでない
のか検証もなく、やみくもにやっても結果は
でないのでは。ワクチンはなかなか進んで
いない。
そうした事情で大相撲の通常開催はまだまだ
遠そうである。名古屋で久しぶりに地方場所
が開催されたが、平日はガラガラだった。
フルに入っても半分の3800人とはいかない。
イス席ではカメラマン席やブロックで使用でき
ない席があるからだ。七月場所は愛知県、
三重県、静岡県が中心となる。人口的には
首都圏の比ではない。
十一月場所は福岡で開催されそうである。
すでに団体の申し込みを受け付けている。
地方場所はどうしても経費がかかる。協会員
の往復の交通費、滞在費、生活用品の運搬費、
開催施設の使用料、マス席の骨組み設置と
解体などである。福岡県の人口は埼玉・千葉
より少ないうえにお茶屋はほとんどない。
苦しい興行になりそうである。
通常開催時は平日のチケットが1日でなく
なるほど加熱気味であった。それを一変させ
たのが、新型コロナウイルスであった。現在
マス席は2人使用である。いまさらマス席
4人には戻りがたい、というのはファン心理
である。通常ならお茶屋の管轄のマス席が
いまなら使用できる。熱心な相撲ファンに
とっては皮肉なことに今の方が観戦しやすい
のかもしれない。
ゲリラ雷雨が心配です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。