★場所中に明るみに出た朝乃山・竜電の
問題について
朝乃山は外出禁止期間中にキャバクラ通い。
しかも虚偽の報告をしていた。処分は阿炎
3場所出場停止を上回るとみられている。
地位だけでなく、協会の看板力士の不祥事
ということで失うものがあまりにも多過ぎた。
そんなに気に入った女性だったのか、という
野次馬的声が聞かれた。朝乃山が幕下に落ち
れば史上最強の幕下力士になる。
竜電は愛人問題だが、当の女性が発信源だと
されている。妊娠した女性におろすよう迫っ
たり、金で解決しようとしたりと性質の悪さ
が明るみになっている。山梨の英雄は坂を
ころげ落ちている。竜電のイメージダウンは
しばらくつきまとう。この問題は処分後再び
土俵に戻れるレベルを超えてしまった。
いずれも大相撲人気に水をさす行為でしか
ない。責任重大である。
★照ノ富士の優勝について
照ノ富士は磐石の相撲を取ってきた。しかし、
14日目・千秋楽敗れていささか印象の悪さが
残ってしまった。いうならば失速優勝だった。
この様変わりは照ノ富士強し、を薄めてしま
った。優勝にもピンキリがある。照ノ富士は
未知の領域、14勝以上の優勝を目指していた
だきたい。
★照ノ富士の横綱昇進に関して
玉錦は大関で3連覇しながら横綱になれなか
った。しかし、現代ではそれはないと思われ
る。3連覇なら横綱の可能性は高まる。照ノ
富士は3連覇を達成するつもりで横綱に挑
んでほしい。
★貴景勝・正代の2大関に関して
貴景勝は12勝優勝同点なのだからよくやった。
これが続けばいいのだが、どうしても安定度
に乏しい。直近5場所は49勝である。照ノ
富士はここ5場所56勝である。正代は9勝に
終わった。しかも照ノ富士戦がなくて。通常
なら7勝7敗で遠藤戦をむかえていた恐れが
高かった。それにしても3人になった大関で、
1対戦をはずしたことはいただけなく、
汚点になった。正代は期待できる大関なのか
そうでないのか、次の場所ではっきりする。
★三賞について
優勝決定戦に出た照ノ富士・貴景勝を倒した
遠藤が殊勲賞でなかった。これで殊勲賞が
もらえないなら、どういうとき受賞できる
というのか。もちろん遠藤は相撲巧者で技能
賞がおかしいということではない。若隆景の
成長はすばらしく、技能賞は文句なしである。
三賞の表彰はトロフィーを渡さない。トロフ
ィーを渡すことを含めて表彰ではないのか。
トロフィーを渡さない表彰なんておかし過ぎ
る。
★休場力士数に関して
今場所も幕内7人、十両に2人でた。王鵬は
千秋楽に休場した。取組数が減って寂しい
限りである。休場数に歯止めがかかることは
なさそうである。白鵬は七月場所に進退を
かけるというが、宮城野部屋の情報通による
と、とても間に合いそうにないという。最後
は勝って終わりたいというが、15日間は戦え
そうもないという。
★場所の採点は
60点
最後に私製番付を掲載する。これは予想番付
ではない。番付は関脇以下を編成するもの。
基本関脇以下の成績をベースにした。ただし、
横綱・大関に勝った星は加えた。横綱・大関
と対戦する、しないではそれほど違うモノ
なのである。現在の番付は一緒くたにして
いる。幕内は実際横綱・大関と対戦する力士
とそうでない力士の2部構成なのである。
大栄翔は6勝6敗。阿武咲は7勝4敗になる。
歯医者にいきます。
興味深いテーマをこれからもお届けします。