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■三月12日目 勝つべき者が勝って最終盤へ

優勝戦線トップ2敗の高安は北勝富士と対戦
した。
7(●××○●○)7北勝富士
五分の成績である。北勝富士はここまで7勝
4敗と勝ち越し目前である。どちらが先手を
取って攻められるか、勝負のポイントはそこ
になる。

相撲は、あたり合って押し上げる北勝富士。
下がらない高安。押し合いのなかで高安が
いなすと北勝富士は大きく泳ぎ、そこを高安
が青房下土俵に押し出した。連敗するよう
では、優勝はできないが神風さんの解説だっ
た。高安は文句なしの勝ち方をした。13日目
は若隆景戦、千秋楽は隆の勝と組まれそうで
ある。

<北勝富士相手に2敗を守った高安>

大関復帰を目指す照ノ富士は6勝5敗の玉鷲
と対戦した。玉鷲はかつて上位の常連のとき
ほどの力はない。玉鷲突き上げていくが前に
出ているのは照ノ富士。玉鷲小手にふるが
照ノ富士ついていく。再び小手にふって離れ
て突き合い。玉鷲が出て行くところを照ノ
富士の突き落としが決まった。

<玉鷲を突き落として9勝目をあげた照ノ富士>

9勝3敗で残り3日間は大関戦になる。13日
目は正代戦。そのあとは朝乃山-貴景勝の
順になりそうである。ここを2勝1敗でのり
越えたいところである。

朝乃山と御嶽海は本来なら好取組になるはず
だが、御嶽海が気力を欠き、なんとも一方的
なしまらない一番になった。朝乃山は13日目
貴景勝、その後照ノ富士-正代と強敵が続く。
特に4連敗中の照ノ富士戦にどう対応するか
見ものである。

正代は難敵隆の勝と対戦。激しく突き上げる
隆の勝をとっさにはたき込んだ。正代は7勝
5敗までこぎつけた。だがここからが本番に
なる。照ノ富士-貴景勝-朝乃山と強敵が続
く。果たして勝ち越しはなるか。

<隆の勝に勝って7勝目をあげた正代>

優勝は対戦相手から高安有利である。照ノ
富士の最終成績はどうなるか。大関で10勝
以上は出るか。三月場所は最終盤に入る。

帰りの電車で眠くなりました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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