番付は関脇以下を編成するものである。関脇
小結が全員勝ち越しのなか、西前頭筆頭13勝
2敗で優勝した大栄翔は小結2と渋ちんアッ
プで終わった。成績を重視するなら西関脇
でもおかしくはない。その場合西関脇2に
8勝7敗の隆の勝となる。大栄翔が隆の勝、
高安、御嶽海の風下に立つ。優勝の耐えられ
ない軽さを露呈した大栄翔の扱いとなった。
逆に3枚目、4枚目は空白地帯である。その
ため、以下の大幅アップとなった。上位に
休場がなければ3枚目までが横綱・大関との
対戦になる。
東前3明生8勝7敗で4枚アップ
西前3志摩ノ海9勝6敗で6枚半アップ
東前4霧馬山8勝7敗で4枚半アップ
西前4妙義龍8勝7敗で5枚アップ
遠藤・隠岐の海は7勝8敗だったがともに
5枚目に据え置きとなった。下位の豊山も
同様に東15枚目据え置きとなった。幕内中位
以下は、勝ち越しは成績以上に上がり、負け
越しは成績以下の下がりの傾向で落ち着いた。
なお、新型コロナウイルス濃厚接触者として
休場を余儀なくされた若隆景、千代の国、
千代大龍、千代翔馬、魁聖は一月場所番付の
地位のままである。
ところが、十両はそうはいかなかった。新型
コロナウイルス濃厚接触者として休場した者
が28人中9人と32%もいる。東筆頭から東3
枚目は連続している。番付が膠着すると思っ
たのか、一月場所の番付より1枚下げた措置
になった。9力士は石浦、千代丸、千代ノ皇、
炎鵬 旭秀鵬、若元春、千代鳳、旭大星、
千代の海である。
十両では、元幕内は28人中18人いる。64%に
なる。十両上位は元幕内で占められている。
新十両は貴健斗と武将山である。
勢が幕下落ちした。東幕下筆頭である。すぐ
に戻れるか。幕下に長居しだすと復帰は容易
でなくなる。王鵬は十両から落ち2枚目に
位置した。ホープ北天海は5枚目まで上げて
きた。阿炎は56枚目からの復帰戦になる。
一月場所は休場者が多過ぎた。三月場所は
活気あふれる土俵が戻ることを期待したい。
昼食はカレーです。
興味深いテーマをこれからもお届けします。