2021年一月場所の番付が発表された。今回
関脇・小結候補が多かった。これを勝ち越し
1点につき1枚上がる原則に従うと、こう
なる。
照ノ富士+10
北勝富士+2大栄翔
+1隆の勝
関脇高安
御嶽海 小結
番付は関脇2をおいてもおかしくない。その
場合番付は以下になる。
照ノ富士関脇隆の勝
関脇北勝富士
大栄翔 小結高安
実際の番付は以下なのだから
照ノ富士関脇隆の勝
高安 小結御嶽海
北勝富士筆頭大栄翔
北勝富士、大栄翔は割を食ったカタチになっ
た。北勝富士は東4枚目11勝4敗で3枚、
大栄翔は西2枚目10勝5敗でたった1枚しか
上がらなかった。高安どころか御嶽海の風下
に立ってしまった。これでは成績本位の番付
とはいえない。
幕内は一枚岩ではない。横綱・大関と対戦
した者とそうでない者は区別して当然である。
機械的にやるなら番付編成会議は必要なく
なる。霧馬山は先場所唯一3大関と対戦して
いる。それでいて幕内中位、下位の勝ち越し
者に抜かれている。
十両から幕内に上がる者には番付は渋ちん
だった傾向があった。だが、翠富士は十両東
2枚目10勝5敗から14枚目まで上がった。
このへんに位置する者は、負け越しが多かっ
たという事情が有利に働いた。
十両では納谷改め王鵬が十両11枚目に位置
した。十両は28人中20人が元幕内である。
幕内二軍のようになってきている。再十両の
竜虎、新十両白石改め東白龍とともに旋風を
おこしていただきたい。
2020年12月幕下のホープに選出した狼雅が
幕下2枚目に、北天海が7枚目に番付を上げ
てきた。十両が狙える。
休場続きだった白鵬、鶴竜が出場してくる
ようである。先場所序盤で休場した朝乃山、
正代はカド番で待ったなしである。元気で
あるかどうかはともかく、顔ぶれはそろう
ようだ。
薬のビンのキャップがとてつもなく固く
なっていました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。