新型コロナウイルスはますます拡大している。
東京都周辺をはじめ、大阪、兵庫、福岡では
緊急非常事態宣言が発令する事態になった。
感染は各スポーツ選手に及び開幕のめどが
たたない状況に追い込まれている。それが
相撲界にも及ぶのか。4月9日のスポーツ
ニッポンが力士に初感染者か、と一報を伝え
た。
4月9日、広報部から報告があった。それに
よると、幕下以下の力士が簡易検査を受け、
4月8日陽性と出たが、9日陰性と病院から
訂正連絡があった。そのため、改めてPCR
検査を受けたとのことである。結果は陽性で
あった。大相撲をとり まく環境は三月場所の
頃よりはるかに厳しく なっている。緊急非常
事態宣言はゴールデン ウィーク明けあたり
までの予定だが、終わりそうもない状況である。
協会員の新型コロナウイルス感染が今後も
心配される。無症状の感染者もいるからやっ
かいである。協会は予防策を強化した。外出
は禁止である。これによって出稽古はでき
なくなる恐れがある。関取一人の部屋、人数
が少ない部屋は十分な稽古とはいかなくなっ
てしまった。問題はつきない。
協会は五月場所の開催を2週間延期したが、
見込みはまるで立たない。少なくとも観客を
入れて開催するわけにはいきそうもない雰囲
気である。無観客にしても、密集、密閉、
密接は土俵の周辺に存在する。なにより取組
む力士はどうにもならない。
大相撲はこれまで様々な困難を抱えてきた。
国技館の焼失、力士の大量脱退、戦時中戦
後直後の食糧不足、開催地の転々。さらに
野球賭博、八百長発覚もあった。しかし、
今回の新型コロナウイルスはいつおさまる
のかまるで見通しが立っていない。大相撲に
とって史上最悪の困難になりかねない。
非常事態宣言地域からそうでない近県の
パチンコ店へいく事態が発生。
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