十一月場所、20歳の新十両豊昇龍の関取デビ
ュー戦は、ほろ苦い負け越しスタートとなっ
た。成績は7勝8敗である。一番一番が勉強、
負けて覚える相撲かな、とはいうものの、
もう少しで幕下落ちになるところまで追い
詰められたのだから、悠長なことはいって
いる余裕はなかった。なにより同じ新十両の
琴勝峰が9勝をあげたのだから、差をつけ
られる結果になった。
<豊昇龍>
豊昇龍は序盤好調だった。4勝1敗。ところ
が、中盤は一転して1勝4敗。終盤も盛り
返せず2勝3敗の結果に終わった。筆者の
予想は勝ち越せばよしとする、だったのだか
ら、1勝足りなかったことになる。ある意味
予想の範囲とはいえ、幕下落ちの危機までは
想像できなかった。
しかし、つぶさに相撲をふり返ると、いくつ
か敗因が見えてきた。まず、かまわず前に
出てくるタイプに対応できていない。琴勝峰、
木崎海、勢戦ではこの弱点をつかれた。また、
技におぼれすぎている。技は相手に圧力を
かけてこそ生きる。いきなり、技にいっても
効果は薄い。こうした相撲は貴源治、蒼国来
戦に見られた。
おじの朝青龍は新十両の場所は9勝6敗。
翌場所11勝をあげ、2場所で十両を通過した。
豊昇龍にとっておじ超えはかなり難しくなっ
た。豊昇龍はまず、地力をつけることである。
勢、蒼国来戦は明らかに地力負けといえる。
稽古をすれば一晩で強くなる時期である。
この負け越しをバネに飛躍してこそ、ホープ
豊昇龍である。
坂本龍馬の漫画を読んでいます。
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よしなに
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