七月場所、幕下2枚目の豊昇龍は3勝2敗
までいきながら、残り2番を連敗して負け
越した。わずか1勝の違いが明暗を分けた。
豊昇龍の負け越しは入門以来初めてであった。
豊昇龍は序ノ口以来ここまで8場所連続勝ち
越しできていた。
幕下の力士は体も技術もある程度できあがっ
ている。ここをすべて勝ち越しでかけあがっ
ていくのは容易ではない。七月場所の豊昇龍
は突き押し相撲に苦戦していた。後退すると
なすすべがなかった。これでは負け越しも
やむを得なかった。
おじの朝青龍は幕下3場所目で、3勝4敗の
成績で負け越している。ただし、朝青龍は
幕下以下を9場所で突破して十両入りを果た
している。豊昇龍はおじには及ばなかった。
朝青龍と豊昇龍の成績は以下である。7-0
は優勝である。
朝青龍 豊昇龍
序ノ口6-1 6-1
序二段7-0 7-0
三段目7-0 6-1
幕下 6-1 4-3
6-1 6-1
3-4 5-2
5-2 4-3
6-1 4-3
7-0 3-4
序ノ口以降十両入り直前まで9場所、朝青龍
は53勝10敗と○43と抜群の成績を残している。
豊昇龍は45勝18敗で差がある。現役幕内では
付け出しを別にすると、北勝冨士が7場所、
嘉風・正代・友風が8場所、栃煌山・宝冨士・
貴景勝が9場所かかって十両入りを果たして
いる。ちなみに七月場所で十両入りした琴ノ
若は21場所かかっている。
付け出しを別にすると、北勝冨士が7場所、
嘉風・正代・友風が8場所、栃煌山・宝冨士・
貴景勝が9場所かかって十両入りを果たして
いる。ちなみに七月場所で十両入りした琴ノ
若は21場所かかっている。
豊昇龍はあせることはない。じっくり時間を
かけて稽古し、突き押し相撲対策をはかれば
いい。大鵬は柏戸の前褌を取っての出足に
苦戦していた。これを克服したとき、柏戸を
苦手としなくなった。困難は力士を成長させ
る。豊昇龍は明日のホープに間違いはないの
だから、負け越しを飛躍のバネとしていた
だきたい。
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