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平成最後の場所総評

★大相撲人気について
稀勢の里が引退しても人気に影響がでなかっ
た。連日満員札止めで、関西人の相撲熱を
感じる。千秋楽のチケットが発売初日の10時
0分0秒でなくなった。先行予約、お茶屋、
関係者ルートが大きいのかもしれない。いす
席でも出方さんが案内して、お客がチップを
渡す光景が目に入った。
三月場所
<三月場所の案内>

★取組編成について
優勝争いはサバイバルマッチになっていった。
がちがちに貴景勝、大関・横綱戦を組んだ
ため、肝心の全勝白鵬対1敗逸ノ城戦が組め
なかったのは失態だった。優勝争いから脱落
している栃ノ心戦や玉鷲戦を早く組んで弾力
のある取組編成をしない限り、繰り返す懸念
がある。
190324千秋楽表彰 1541
<優勝白鵬(右) 旗手炎鵬>

★白鵬42回目の優勝に関して
白鵬は休場が目立っていたが、三月場所は
違った。強さを発揮した。豪栄道、高安、
貴景勝は白鵬に通用しなかった。後ろを見せ
た相撲が二番あったので、すべてが磐石とは
いかなかった。全勝優勝は15回目で、全勝
優勝率は36%になった。
★貴景勝の大関昇進が確定したが
貴景勝は13勝優勝-11勝次点-10勝と3場所
34勝と好成績をあげた。高安は3場所31勝、
豪栄道は3場所29勝なのだから、現役大関を
上回っている。相撲内容に関しては先場所
(一月場所)のほうがよかった。先場所大関
に上げてもおかしくなかった。貴景勝は横綱
を目指す意気込みが伝わっている。大関に
なったとたん9勝、8勝と弱くなる大関の
法則にはまってほしくないね。
190324千秋楽幕内 1081
<栃ノ心を押し出し10勝をあげた貴景勝>

★他の横綱・大関陣について
10勝の鶴竜と高安は急速に失速にした。高安
は意外な力士に負ける傾向を払拭しない限り、
優勝に届かない。豪栄道は速攻相撲を発揮
した。地元で優勝という意気込みが豪栄道を
強くした。栃ノ心の大関降格はやむを得ない。
大関になってから不振続きで、大関相撲に
ほど遠かった。出直し的改革が必要である。
190324千秋楽幕内 1010
<失速した鶴竜(左)12勝をあげた豪栄道(右)>

★上位の勝ち越し力士は
関脇以下では、珍しく貴景勝一人だった。
五月場所の小結は難しい。東小結7勝8敗の
御嶽海が西小結にまわることがあり得るかも
しれない。先場所優勝の玉鷲は5勝10敗と
大敗した。
★三賞について
殊勲賞逸ノ城。これは優勝争いを盛り上げた
というもう一つの基準を適用したものである。
敢闘賞碧山、技能賞貴景勝で妥当な線である。
突き押しの技能が認められるのはいい傾向で
ある。

190324千秋楽表彰 1202
<殊勲賞を受賞した逸ノ城>

★明日のホープは
幕下7枚目で1勝3敗から勝ち越した豊昇龍。
この地位で負け越しそうで勝ち越すのは、
大変な潜在能力である。15日間すべての取組
を観戦している相撲仲間は「来年の大阪場所
は白鵬対豊昇龍の一番が実現しているのでは」
と予想する。狼雅は序二段で未知数の部分は
あるが、出足速攻の相撲は楽しみである。
★その他気がついた点は
関取休場が2力士に留まったのは成果だった。
休場力士が多いと取組数が減り、仕切り時間
が間延びして、どうもお客の高揚感と一致
しなかった。今後も休場力士が少ない場所で
あってほしい。
★最後に場所の採点を
70点。

関東のほうが冷えます。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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