今年(平成30年)は栃ノ心が突然変異的強さ
を発揮し、初優勝を飾った。それだけでは
ない。初優勝を生かし大関に昇進した。同じ
く初優勝した御嶽海はチャンスを生かせず、
ふりだしに戻った。現在3横綱3大関が番付
を占めているが、30歳以上が5力士と高齢化
しているのが現実である。若々しい横綱・
大関の誕生が待望される時期にきている。
今、最も大関に近い力士が先場所優勝した
貴景勝である。高安との優勝争いを制しての
優勝は見事だった。貴景勝は横綱・大関に
とって最も危険な対戦相手である。稀勢の里
はまったく組めなかった。豪栄道は瞬殺で
あった。栃ノ心は腰から崩れ落ちた。高安は
押し込まれ、後ろ向きにされた。
貴景勝は地力をつけ、自信をつけたに違い
ない。何より貴景勝には現役幕内最年少の
若さがある。気になる点はつき押し相撲は、
歯車がくるうと迷走しかねないことである。
一月場所は正念場になる。
貴景勝についで若い阿武咲にも期待したい。
阿武咲はまず、上位で勝ち越す力をつける
ことが求められる。次に小結・関脇に定着
することである。取口は突き押し相撲である。
今はその破壊力をひたすら高めることである。
そうすれば大関はむこうから近づいてくる。
横綱となると簡単ではない。そもそも2場所
連続優勝が一人歩きしすぎている。その前に
品格力量が抜群という項目がある。本来なら
ばそれだけで十分なはずである。年6場所で
わずか2場所を対象とした2場所連続優勝に
こだわるから、物足りない横綱、弱い横綱を
生む原因になっている。時代を築くほどの
力量であってこそ「横綱」である。
そういう意味では大関には期待をかけにくい。
来年は誕生しないかもしれない。横綱は適格
者がいなければ欠いてもいいという特別な
地位である。横綱誕生は長い目で見ていき
たい。
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