中日まで6勝2敗と微妙な成績となった稀勢
の里は、後半関脇・大関・横綱との対戦が
待ち受けていた。
9日目 栃ノ心 白鵬・鶴竜にはなかなか
勝てない栃ノ心も稀勢の里にはそこそこ戦え
る。ただ、九月場所の栃ノ心は精彩を欠いて
いた。相撲は、両者当たりあって、稀勢の里
が左四つ上手を取った。栃ノ心、抵抗するも、
稀勢の里、力強い寄りで攻めきった。
10日目 遠藤 九月場所の遠藤はケガがある
のか、元気がない。この一番3度立ち合い
不成立の後、稀勢の里が張り差しでそのまま
一気に寄り切った。稀勢の里は勝ち越しを
決めた。
<11日目逸ノ城戦巨像の圧力に後退><12日目御嶽海戦久々の長い相撲>
11日目 逸ノ城 逸ノ城の突き放しに稀勢の
里後退。逸ノ城なおも突き放して、上体が
おきた稀勢の里をそのまま突き出す。稀勢の
里3敗目。何もできなかった。
12日目 御嶽海 大関を狙う御嶽海だが、
ここへきて調子を落としている。御嶽海低く
当たって右上手を引く。稀勢の里、右上手が
取れず抱え込む。御嶽海くいさがってまわり、
稀勢の里がやや腰高になる。御嶽海正面へ
寄り立てるが、稀勢の里が左からすくうと、
四つ身がくずれ、離れる。稀勢の里が出ると
再び左四つ、御嶽海が再びくいさがる。稀勢
の里左からおこし、胸が合って最後上手が
切れた御嶽海を赤房下寄り切った。
<13日目白鵬戦 充実白鵬に手も足も出ず><14日目鶴竜戦 節目の10勝>
13日目 白鵬 全勝白鵬はここへきて完璧な
相撲を取っている。白鵬、立ち合い張り差し
から相手四つの左四つにいき、右おっつけで
もろ差し、出足鋭く寄り切った。稀勢の里は
白鵬相手に完敗。4敗目となった。
14日目 鶴竜 10日目まで完璧な相撲を取っ
てきた鶴竜が、3連敗と相撲がおかしくなっ
てきている。稀勢の里がつけいるスキはある。
立ち合い左四つ。鶴竜低くくいさがる。稀勢
の里上手が取れない。鶴竜寄り立てるが、
稀勢の里こらえる。静止。稀勢の里左から
すくい、おこして正面土俵寄り切った。節目
の10勝をあげた。
<千秋楽豪栄道戦 有終の美飾れず>
千秋楽 豪栄道 九月場所の豪栄道は強さを
いかんなく発揮してきた。立ち合いあたった
ものの豪栄道がまさって寄り立てる。そこを
右から突き落とすと、稀勢の里はこらえよう
がなかった。稀勢の里は10勝5敗に終わった。
9日目以降の後半、関脇・大関・横綱戦は
各1勝1敗に終わった。平幕戦を加え、4勝
3敗であった。前半ほど長い相撲は少なく
なったが、後半も離れて取ると対応でき
なかった。また、調子をおろしてきたときに
御嶽海、鶴竜と対戦できたのは幸運であった。
十一月場所は九月場所以上の稀勢の里が見せ
られるか。次の場所を目指してすでに各力士
は始動している。
(この項目終わり)
こんなに台風が多いと飛行機は利用しにくい
です。
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