栃ノ心はここ2場所急速に力をつけてきた。
稽古総見では最も強さを発揮した。今、心身
ともに最も充実しているように映る。五月
場所は大関への挑戦場所になる。対戦相手は
横綱の鶴竜から5枚目の琴奨菊までである。
栃ノ心の15日間の戦いを推測してみた。
■強敵
最大の強敵は白鵬である。目下0勝25敗と
相手は大横綱とはいえ、一方的に大敗して
いる。大関への厚い壁になる存在である。
ただし、ここ1年は1度しか対戦していない。
五月場所では久々の対戦となる。充実した
栃ノ心が白鵬相手にどんな相撲を取るか。
13日目に対戦が実現しそうである。
白鵬の次に強敵なのが鶴竜である。対戦成績
は2勝21敗である。優勝した一月場所でも
唯一の黒星を鶴竜につけられている。三月
場所は逆に優勝鶴竜に土をつけている。
2勝目は果たして奇跡か、地力か。圧倒した
相撲内容から後者とみた。なお、1勝目は
平成22年の十一月場所である。このとき鶴竜
は関脇だった。五月場所、どちらが早く自分
十分の四つになるかが勝負のカギになる。
●難敵
豪栄道との対戦成績は10勝15敗と分が悪い。
先場所は変化に泳いで負けている。ここ1年
で2勝2敗の成績を残している。初対戦は
平成20年十一月場所だから長い戦いになって
いる。豪栄道が栃ノ心の力相撲を封じられる
か。同じ手は使えそうもない。
▼要注意
要注意力士となるとまず、先場所負けている
玉鷲である。対戦成績は12勝6敗と差をつけ
ているが、なんといっても玉鷲は実力者で
ある。玉鷲の突き押しはあなどれない。離れ
て玉鷲、組めば栃ノ心である。
同じく先場所負けているのが正代である。
突き離しにいったが、なかに入られて相撲に
ならなかった。対戦成績は5勝3敗と迫って
きている。今度は工夫をみせて圧倒したい
ところである。
新小結遠藤も要注意である。対戦成績は3勝
3敗の五分である。遠藤にはうまさがある。
これにはまると苦戦する。パワー相撲で寄せ
つけない相撲を取りたいところである。
・その他
御嶽海には4勝2敗の成績を残している。
御嶽海は関脇に長く在位した地力の持ち主
だが、ここ2場所は栃ノ心が圧倒している。
このまま差をつけていく可能性もある。
だが、ここ2場所は栃ノ心が圧倒している。
このまま差をつけていく可能性もある。
めきめき力をつけてきたのが逸ノ城である。
ただ、栃ノ心は逸ノ城を苦にしていない。
十両時代は千秋楽、優勝決定戦と連勝して
優勝している。十両時代を含めると12勝5敗
と差をつけている。相四つだけに力相撲に
なりそうである。
琴奨菊戦は7勝24敗の対戦成績だが、遠い
過去のことになってきている。立ち合いから
の出足が止まると琴奨菊は勝てなくなって
きている。一方栃ノ心は相撲が充実途上で
ある。現在の実力は完全に逆転している。
栃ノ心の15日間は11勝4敗とみたがいかが
だろうか。
三保ヶ関親方に出会いました。
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よしなに
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