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3横綱時代の休場

三月場所は結局白鵬が休場、鶴竜、貴ノ岩が
出場することになった。ただし、15日間務ま
るとは限らない要因を含んでいる。場合に
よっては3横綱休場のケースが出てくるかも
しれない。白鵬、日馬富士、鶴竜、稀勢の里
の4横綱の皆勤はついに1度もなかった。
3横綱時代になって2場所目、3横綱が休場
となったら、三月場所は寂しい場所になる。
180113初日前日 263
<2場所連続休場の白鵬>

横綱が実質地位化された明治の角聖常陸山
以降3横綱時代は132場所ある。その中で2
横綱が休場したケースはけっこうあるが、
3横綱の休場となると珍しい。以下の3例
のみである。
昭和23年秋場所 
羽黒山 全休 
照国  2勝5敗4休 
前田山 3勝6敗2休
昭和25年春場所
羽黒山 6勝4敗5休
照国  2勝2敗11休
東富士 6勝6敗3休
平成11年三月場所
曙   全休
貴乃花 8勝3敗4休
若乃花 5勝5敗5休 
三月場所のように2横綱の全休の最初は明治
まで遡ることになる。ほかに1例ある。
明治44年夏場所
常陸山 全休
梅ヶ谷 全休
太刀山 10勝優勝
昭和12年夏場所
玉錦   9勝4敗
武蔵山  全休
男女ノ川 全休
初日不戦敗のあと休場を実質的全休と見ると以下が加わる。
昭和23年夏場所
羽黒山 全休 
照国  9勝2敗 
前田山 0勝1敗10休
180109明治神宮土俵入り 237
<出場を決めた鶴竜>

3横綱時代が最も長かったのが、白鵬・日馬
富士・鶴竜の18場所である。わりと最近で
ある。皆勤は9場所とこちらも最多である。
これに続くのが千代の富士・北勝海・大乃国
の16場所である。皆勤はぐっと減って4場所
である。(千代の富士の14勝1不戦敗は皆勤
扱いとせず)
一月場所から始まった白鵬・鶴竜・稀勢の里
の3横綱はまだ2場所目にも関らず、早くも
休場がクローズアップされてきている。今場
所も横綱同士の一番はない。
170211福祉 321
<6場所連続休場の稀勢の里>

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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