2.大関・横綱の勝率
協会の看板となり、責任ある地位になる大関・
横綱時代の勝率はどうか。
双葉山 204勝24敗22休 勝率8割9分5厘
大鵬 680勝120敗136休 勝率8割5分
白鵬 851勝122敗77休 勝率8割7分5厘
双葉山が大関時代を全勝で通過したのに対し、
大鵬は10勝、11勝がある。白鵬も8勝、10勝
で足踏みしている。ここでは双葉山が抜群の
勝率を残している。勝利数は白鵬が大鵬に171
勝差をつけている。
3.全盛期の勝率
全盛期の勝率を1年間(6場所連続、双葉山
は2場所連続)、2年間(12場所連続、双葉
山は4場所連続)、3年間(18場所連続、
双葉山は6場所連続)で最もいい成績を取っ
てみた。
1年間
双葉山 26勝0敗 勝率10割
大鵬 84勝6敗 勝率9割3分3厘
白鵬 88勝2敗 勝率9割7分8厘
2年間
双葉山 50勝0敗 勝率10割
大鵬 162勝18敗 勝率9割
白鵬 172勝8敗 勝率9割5分6厘
3年間
双葉山 70勝2敗 勝率9割7分2厘
大鵬 237勝勝33敗 勝率8割7分8厘=13.2勝
白鵬 253勝17敗 勝率9割3分7厘=14.1勝
69連勝の始まりから連勝がストップする前場
所までが、双葉山の3年間の成績が最もよか
った時期である。大鵬は大関3場所目から
第1次6連覇を経て2場所連続全勝優勝した
ころが最も成績がいい。これ以降は休場が
あり、3年間(18場所)連続好成績は続か
なかった。白鵬の場合は、中止になった平成
23年の三月場所は除外しての連続場所をとっ
た。横綱7場所目の全勝優勝から7連覇の
翌場所まで(途中63連勝あり)が、3年間で
最も良い成績である。場所数の少ない双葉山
に有利な数字が出ている。
4.連勝
全盛期を最も極端に表したのが連勝である。
双葉山 69連勝
大鵬 47連勝+α
白鵬 63連勝
双葉山の69連勝は79年経った今も破られて
いない。まさに超人的記録である。今後も
超えそうな力士は見当たらない。大鵬は誤審
で連勝記録をストップさせられた。真実は
誤審となった戸田(後の羽黒岩)戦、その後
長谷川、前の山に勝っている。つまり、大鵬
は47連勝までしているのである。誤審さえ
なければどこまで記録は伸びたか。白鵬が
60連勝を超えて双葉山の記録に挑んだが、
稀勢の里に63連勝でストップされた。
(この項目続く)
2月は日数が短か過ぎます。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
マーク2カ所をクリックして支援してください。
よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑↑↑