暑い七月場所がまたやってくる。高安が大関
に昇進して、4横綱・3大関という豪華な
番付となった。7人に挑むのは東関脇玉鷲
から西前頭3枚目遠藤までの9人である。
上位に休場者が出なければ、遠藤は日馬富士、
稀勢の里、照ノ富士、高安に限定される可能
性はある。
琴奨菊は元大関のプライドからサムライから
はずした。元大関魁傑が殊勲の星をあげても、
けしてインタビュールームにいかなったよう
にプライドを大事にした。それでは9人の
サムライはここ1年(平成28年七月場所から
平成29年五月場所)、横綱・大関戦にどんな
成績を残してきたのかみていこう。
ある。ここ1年の横綱戦が5勝7敗、大関戦
が8勝3敗である。今、関脇以下の最強は
間違いなく玉鷲である。ただ、4場所上位
勝ち越しの中に白鵬からの勝利はない。稀勢
の里には1不戦勝があるだけである。この点
の克服が課題である。七月場所の玉鷲対白鵬
戦、玉鷲対稀勢の里戦は注目すべき取組で
ある。
玉鷲に続くのは、今度新関脇となった御嶽海
である。目下3場所連続上位勝ち越し中で
ある。御嶽海のパワー相撲は驚異である。
一つ間違えると、土俵の外へ持っていかれる。
先場所全勝できていた日馬富士を倒したのは、
まさに体を生かした出足相撲であった。ただ、
玉鷲同様白鵬から1不戦勝があるだけで、
ここ1年白鵬、稀勢の里には勝てていない。
打倒白鵬・稀勢の里を果たせるか。
嘉風は動きが持ち味である。馬力相撲全盛期
においては貴重な存在である。先場所稀勢の
里の左をおっつけて勝利したのは、見事で
あった。同時に獲得した懸賞金の厚さはケタ
はずれであった。過去上位で3場所連続勝ち
越しの経験がある。七月場所勝ち越せば、
殊勲賞・技能賞の有力候補である。遠藤は
横綱・大関に通用してきている。あとは関脇
以下に星を残すことである。善戦マンでは
いけない。勝ち越しさえすれば、三役、殊勲
賞は向こうからやってくる。
貴景勝、北勝富士は上位初挑戦である。とも
にまだまだ成長する余地はあり、伸び盛り
だけに楽しみである。貴景勝は序ノ口から
18場所目である。3年でたどり着いた横綱・
大関戦である。素材がよく、思い切って出る
相撲だけに、上位を脅かすかもしれない。
宇良と同期の北勝富士もスピード出世である。
序ノ口から14場所目の横綱・大関挑戦である。
横綱を一人でも倒せば、北勝富士の今後の
見方が変わってくる。
9人のサムライ対横綱・大関の対戦は、暑い
名古屋をいっそうアツくする。
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