稀勢の里は碧山相手に攻めた。といっても
けして攻め急がなかった。攻め急いで土俵際
の突き落としを用心したのか、慎重な上にも
慎重な攻めで土俵をまわる碧山を追い立てた。
慎重だが、止まることなく最後は寄り切った。
防御にまわることはなかった。この点は大き
い。
中日を終え、上位で全勝は日馬富士、白鵬。
1敗は高安である。優勝ラインが13勝なら
2敗の稀勢の里、照ノ富士にもチャンスは
あるが、ここまでの相撲内容と残り全勝の
条件はかなりハードルが高い。やはり日馬
富士、白鵬、高安にしぼっていいのではない
だろうか。
相撲内容が一番いいのは日馬富士である。
立ち合いの鋭さ、積極的な攻め。苦手として
いた嘉風相手に最後まで離れて勝負をつけた
のは、驚きだった。動きの速い嘉風はつかま
えて動きを封じるのがセオリーである。あえ
てそうしなかったのは、好調の表れとみた。
白鵬は徐々に調子を上げてきた。相手をあし
らうような相撲はなくなってきた。下半身も
安定しつつある。優勝から5場所遠ざかって
いるだけに、「奪還」は使命であるはずだ。
使命感に燃える白鵬は強い。
高安はパワーアップと強さを増している。
なにより勝てるという自信をもっている。
安定感も出てきた。強さは照ノ富士、豪栄道
よりはるかに上である。高安にないものは、
千秋楽まで優勝を争ったことがないことくら
いである。それも今の勢いの前にかすんで
いる。
これから優勝争いに影響する対戦相手は以下
である。
日馬富士…白鵬、高安、玉鷲
白鵬…日馬富士、高安、玉鷲
高安…日馬富士、白鵬
稀勢の里がはいっていないが、万全の稀勢の
里なら申し分ない。しかし、現状ではやはり
ハンディがある。3力士の直接対決が優勝を
大きく左右する。差はないが、日馬富士、
白鵬、高安の順とみたが、いかがであろう
か。
か。
横綱デザインの稀勢の里弁当を食べました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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よしなに
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