稀勢の里対御嶽海。稀勢の里はこれまで一度
も負けたことがないとはいえ、それは負傷前
のことである。御嶽海の立ち合いのあたり、
押しは型にはまれば威力を発揮するいやな
相手である。かなり油断はできない。
だが、御嶽海は組みにいった。左四つ頭を
つけ上手を与えない、右からおっつけ上手
いい位置を取って出るが、稀勢の里踏みとど
まる。動きが止まって、御嶽海に攻め手が
なくなった。稀勢の里得意のじわじわと圧力
をかけて寄る相撲が見え始めた。最後は御嶽
海を正面に寄り切った。
稀勢の里はだんだんと戦える体になってきた。
御嶽海に寄られたとき、千代の国戦ほどの
危うさはなかった。先輩の西岩親方(元若の
里)はあと1週間あれば調整できた、という
趣旨の発言をしていたが、明日でその1週間
になる。
稀勢の里の明日の対戦相手は碧山である。
以前は碧山の馬力に苦戦したことがあったが、
今の碧山は星があがっていない。中日は栃煌
山か正代あたりか。それでも万全ではない
ので、稀勢の里の辛抱相撲は続くかもしれ
ない。しかし、着実に戦える方向性が見え
始めた今日の一番であった。
明日から国技館で観戦です。
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よしなに
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