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今年はどうなる 鶴竜・日馬富士

鶴竜は白鵬と同じ年の生まれである。白鵬が
若くして横綱になったのに比べ、遅れてきた
横綱といえる。十一月場所の優勝は予想外で
あったが、本人にとっては意味のある優勝で
あった。それは横綱になって初めて13勝以上
の成績をあげたこと。1年に1回の優勝を
3年連続で達成できたことである。この成果
は大きい。 
161127千秋楽幕内表彰A 735
<内閣総理大臣杯を受ける鶴竜>
 
ただし、まだ達成できていないことがある。
それは、連続優勝と全勝優勝である。一月
場所はチャンスである。これまで、優勝の
翌場所はともに9勝6敗と極端に悪い成績
しか残せなかった。これではいけない。鶴竜
は今年の8月32歳になる。極端に衰えること
はないだろうが、成長はそう望めない。一月
場所のチケットは早めに売切れである。大勢
の観客の前で、再び雄姿を見せてほしい。
161126十四日目幕内 722
<鶴竜、豪栄道を出し投げ一閃>
 
日馬富士は昨年67勝23敗と稀勢の里の69勝に
遅れをとる結果になった。これは好ましい
ことではない。と思ったが、日馬富士は32歳
であった。7人の横綱・大関の中では2番目
の年長者である。多くを望むのは酷だった
かもしれない。優勝は1回。こちらは稀勢の
里との2敗決戦を制して達成した。完勝で
あった。 
160722十三日目幕内 729
<2敗決戦を制して稀勢の里を倒した日馬富士>
 
日馬富士の全盛期はいつか。
平成24年3月~25年1月 73勝17敗 優勝3回
平成24年7月~25年5月 74勝16敗 優勝3回
大関時代の連続全勝優勝から横綱になって
4場所たったころである。昨年は横綱戦3勝
7敗、大関戦12勝5敗、関脇以下53勝11敗で
ある。日馬富士には取りこぼしはつきものと
いう印象がある。これを払拭しないと優勝は
望めない。
160724千秋楽幕内表彰 623
<昨年七月場所で優勝した日馬富士>
 
横綱在位は25場所になる。優勝は4回である。
1年に約1回である。今年も最低この線は
維持したいところである。4月には33歳になる。
多くを望める時期ではなくなってきている。
超重量級が多い現代では、130キロ台の体重
では大変な面はある。だからこそ、応援した
いというファンもいる。今年は去年より少し
でもいい成績を残し、存在価値を示していた
だきたい。

6日、BS TBSで千代の富士の特集があり
ます。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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