鶴竜は白鵬と同じ年の生まれである。白鵬が
若くして横綱になったのに比べ、遅れてきた
横綱といえる。十一月場所の優勝は予想外で
あったが、本人にとっては意味のある優勝で
あった。それは横綱になって初めて13勝以上
の成績をあげたこと。1年に1回の優勝を
3年連続で達成できたことである。この成果
は大きい。
ただし、まだ達成できていないことがある。
それは、連続優勝と全勝優勝である。一月
場所はチャンスである。これまで、優勝の
翌場所はともに9勝6敗と極端に悪い成績
しか残せなかった。これではいけない。鶴竜
は今年の8月32歳になる。極端に衰えること
はないだろうが、成長はそう望めない。一月
場所のチケットは早めに売切れである。大勢
の観客の前で、再び雄姿を見せてほしい。
日馬富士は昨年67勝23敗と稀勢の里の69勝に
遅れをとる結果になった。これは好ましい
ことではない。と思ったが、日馬富士は32歳
であった。7人の横綱・大関の中では2番目
の年長者である。多くを望むのは酷だった
かもしれない。優勝は1回。こちらは稀勢の
里との2敗決戦を制して達成した。完勝で
あった。
日馬富士の全盛期はいつか。
平成24年3月~25年1月 73勝17敗 優勝3回
平成24年7月~25年5月 74勝16敗 優勝3回
大関時代の連続全勝優勝から横綱になって
4場所たったころである。昨年は横綱戦3勝
7敗、大関戦12勝5敗、関脇以下53勝11敗で
ある。日馬富士には取りこぼしはつきものと
いう印象がある。これを払拭しないと優勝は
望めない。
横綱在位は25場所になる。優勝は4回である。
1年に約1回である。今年も最低この線は
維持したいところである。4月には33歳になる。
多くを望める時期ではなくなってきている。
超重量級が多い現代では、130キロ台の体重
では大変な面はある。だからこそ、応援した
いというファンもいる。今年は去年より少し
でもいい成績を残し、存在価値を示していた
だきたい。
6日、BS TBSで千代の富士の特集があり
ます。
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よしなに
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