新番付の発表とともに知らされたことがある。
それは元濱錦の春日山が年寄名跡証書を示せ
なかったことである。来年の1月16日までに
株の保持者元春日富士との和解協議が成立し
なければ退職するというのである。一審では
元濱錦が元春日富士に1億7160万円支払えと
いう判決が出ている。ただし、協会の規約で
売買は禁止されている。
し、筆者と相撲好きの長老との論争の細かい
やり取りは触れてこなかった。この機会に
改めて書いてみる。10月当時のいきさつは
こうだ。春日山部屋は元濱錦の春日山の師匠
剥奪で消滅した。それとともに追手風部屋に
移籍することをよしとしない力士が12人引退
した。この結果を納得していない長老がいた。
長老「おれはX(春日山部屋のある力士)に
お前の身分は何だ、と聞いたのだよ」
お前の身分は何だ、と聞いたのだよ」
筆者「身分は協会員では」
長老「まず、身分の保全をはかれとXに言っ
たよ」
筆者「そうなると裁判しかないが、最終判決
が出るまで土俵にはあがれないことになる」
長老「力士を辞めるという選択は、安易で
楽な方法だよ」
筆者「裁判の年数がかかれば力士生命にかか
わる」
長老「自分の身を自分で保全できないでどう
する」
筆者「理事会の決定を裁判で覆すだけの材料
がなければ、勝てる保障はない。裁判費用や
裁判中の生活費を考えればことはそう簡単
長老「協会を辞めた人間(=元春日富士 平
成24年9月協会の人間との不倫が原因で退職)
がなぜ年寄株を保有できるのか。おかしい
ではないか。おかしなことに流されていい
わけがない」
筆者「確かにそうした点はあるが、裁判を
するのはデメリットのほうが多すぎる」
こちらは静かに話しているが、長老の激高は
止まらなかった。過去に蒼国来の八百長裁判
があったが、あれは協会が控訴しなかったと
いう条件がつく。それでも2年かかっている。
その間給料はなく、稽古もできなかった。
また、蒼国来復帰の署名を集めた熱心な方々
がバックいた、という背景も見逃せない。
12月23日、引退した元春日山部屋の力士の
断髪式とパーティがおこなわれた。長老は参加
しなかったが、Xに記念品を贈ったという。
断髪式とパーティがおこなわれた。長老は参加
しなかったが、Xに記念品を贈ったという。
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よしなに
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