2010年の七月場所14日目、白鵬が日馬富士を倒し46連勝を
達成したとき、マスコミはこぞって大鵬の45連勝を超えた
と報道した。だが、ちょっと待ってもらいたい。大鵬の
連勝記録は45ではない。そんなバカなと思うなかれ。
大鵬の46連勝目は誤審であった。戸田(後の羽黒岩)の
押しに大鵬は後退したがまわりこんで突き落とし。戸田の
足が蛇の目の砂を大きくはね、その後大鵬が正面に落ちて
いった。行司は大鵬の勝ち、控えの高鉄山も戸田の足が出た
と主張。判定を覆したのは5人の審判である。5人とも
戸田の勝ちとしたため世紀の誤審で連勝がストップした。
1969(昭和44)年三月場所2日目の出来事である。
しかし、真実は大鵬の勝ちである。このあと大鵬は2連勝
して誤審のショック?からか休場してしまった。つまり
大鵬は実質48連勝しているのである。誤審がなければ
休場することはなく、どこまで勝ちこんだかわからない。
つまり大鵬の連勝記録は48連勝+αなのである。過ちを
改めるにはばかることなかれ。相撲協会は今からでも遅く
ない。歴史的誤審を訂正すべきである。