大相撲

四股名あれこれ

2014年6月15日

歌唱力抜群の勢と歌う「勢とカラオケ大会」で一緒に歌う
方を募集したところ、定員10人に対し1340人も応募が
来たという。相撲協会のツイッターのフォロワー4万人
突破を記念して、交流イベント企画として実現した。

ところで、勢のように1文字の四股名はどれくらいある
のだろうか。栃乃若の前名「李(り)」や幕下の「蘇
(いける)」がいるが、際限がないので幕内力士の最終
四股名に限定する。真っ先に思い浮かぶのは横綱の曙
(あけぼの)、同じく鳳(おおとり=江戸時代にも同名て
力士がいる)である。年寄名はかつての四股名だから
雷(いかずち=江戸文化9年音羽山の改名によって登場)
もある。

調べてみると1903(明治36)年に入幕した甲(かぶと)が
いる。番付上最終四股名は立川ではと思われるかもしれ
ないが、これは二枚鑑札(現役と師匠を兼ねるもので
現在は禁止されている)で立川は年寄名である。

そのほかの1文字四股名は江戸時代にまでさかのぼる。
難解な読みがいくつかあるが、時代を感じさせる。

静(しずか)
鯱(しゃちほこ)
梁(うつばり) 
階(きざはし)
糸へんに環の右※文字コードにない(おだまき)
頂(いただき)
鉞(まさかり)
璞(あらたま)
鉱(あらがね)
錦(にしき)

1文字四股名は必ずしも多くなかっただけに勢の四股名は
貴重である。十両の魁が新入幕を果たせば仲間入りとなるが
その日はいつになるだうか。

次に四股名の頭に一から十がつく四股名をあげてみる。
読み方に制限はなく、五を「ご」と読んでも「いつつ」と
読んでもかまわない。ただし十三は13、五十は50と判断
するので対象外である。幕内力士で、最終四股名が対象。

上段が昭和以降、下段は参考として明治・大正時代の力士。
同名四股名は新しい力士の時代を優先した。
●一 
一乃矢、一渡
一ノ濱、、一湊、一力
●二
二子岳、二瀬山、二瀬川
 
●三
三杉里、三杉磯、三重ノ海、三根山、三熊山
三濱洋
●四
四海波

●五
五城桜、五ッ洋、五ッ海、五ッ嶋
五所草
●六
なし
●七
七ッ海、

●八
八染、八方山
八甲山、八嶋山
●九
九ヶ錦、九州山、九州錦、

●十
十文字、十勝岩 

四は少なく、六はいない。江戸時代にまで広げると
六ヶ峰という力士がいるが、惜しくも?改名して
しまった。

ほかに例えば二所ノ関系以外で頭に若の字がつく
力士は誰か? 富士のつく力士はどれくらいいる?
四股名の興味は様々あるので自分なりに見つけると
大相撲は別の楽しみが見つけられる。
<写真は勢>
140614鶴竜横綱昇進披露宴 327
 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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