大相撲

勢の成長過程

2014年6月8日

五月場所勢が2度目の敢闘賞を受賞した。勢という力士は
序ノ口から幕下までは昇進が早かった。しかし、幕下に
長くいてなかなか十両に上がれなかった。苦闘の日々が
続いた。このまま低迷してしまうのではないかと思う日が
あったくらいである。

十両尻と幕下筆頭は天と地ほどの違いがある。十両に
なれば月給がもらえる、付け人がつく、化粧まわしが
贈られるなど資格者として扱われる。それでは勢は幕下
以下でどんな成績を残してきたかみてみよう。

序ノ口 1場所 4勝3敗
序二段 1場所 7勝
三段目 4場所 19勝9敗

ここまでは所要6場所で幕下昇進を決め、スピード出世
だった。幕下に昇進してからが時間がかかった。どんな
力士も幕下では壁にあたるが、勢は半端でなかった。

幕下  32場所 121勝103敗

幕下には5年2場所いたことになる。
計38場所151勝115敗 ○36

同年代、1986(昭和61)年生まれの稀勢の里、豪栄道と
比較してみよう。

稀勢の里                  豪栄道
序ノ口 1場所  6勝1敗    1場所 7勝
序二段 1場所 6勝1敗    1場所 6勝1敗
三段目 5場所 24翔11敗 1場所 7勝
幕下   5場所 24翔11敗 7場所 32勝17敗

計12場所60勝24敗 ○36  10場所52勝18敗 ○34

両者はともにスピード出世で比較するのは気の毒だった
かもしれない。ちなみに鶴竜は23場所、隠岐の海は24場所、
荒鷲は57場所を要して十両入りを果たしている。

勢は今や幕内に定着してファンをわかせる力士にまで
躍進した。幕下以下の力士を見る楽しみは将来どんな
力士になるか、どういう成長をたどるかにある。
<写真は2007年七月場所13日目幕下の取組
福岡(後の隠岐の海)対勢戦>
DSC00325勢
 
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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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