今年(2024年)も残すところ1場所となった。重量級大相撲が続く
なか、各場所十両以上の関取の休場が目立った。十両以上の関取の
休場ゼロはコロナ部屋ごと休場も加わって令和は皆無である。今年
の関取休場事情をみていこう。
◆一月場所 優勝照ノ富士
幕内6人十両1人計7人が休場。
大関貴景勝が途中休場した。
8不戦敗48休実質56休場
◆三月場所 優勝尊富士
幕内5人十両1人計6人が休場。
照ノ富士が途中休場した。
6不戦敗34休実質40休場で最少の数字になった。
◆五月場所 優勝大の里
幕内8人十両3人計11人が休場
前場所優勝の尊富士が全休した。
横綱照ノ富士、大関貴景勝が初日だけ出場して2日目から突然休場し
た。
前場所優勝の尊富士は全休した。
人数は九月場所と並んで最多タイ記録。
9不戦敗86休実質95休場である。
5場所で最多タイ休場。
◆七月場所 優勝照ノ富士
幕内5人十両2人計7人休場。
高安が1不戦敗13休、尊富士が1不戦敗12休であった。
6不戦敗56休実質62休場であった。
◆九月場所 優勝大の里
幕内4人十両7人計11人が休場。
横綱照ノ富士全休、ほか2人が全休した。
人数は五月場所と並んで最多タイ記録。
8不戦敗87休実質95休場であった。
五月場所と並んで最多タイ記録。
5場所の平均は以下である。休場者数は8,4人、実質休場は69.6に
いたった。
個人別に視点を移してみよう。イメージ的には照ノ富士が多いよう
に映る。照ノ富士は2不戦敗36休で実質休場は38である。ところが
貴景勝は4不戦敗35休である。実質休場は39になる。貴景勝は引退
したため数字はストップする。
さらに上回った力士がいた。朝乃山である。2不戦敗43休である。
実質45休場である。なお、高安は4不戦敗27休であった。
まだ十一月場所を残している。2024年の関取休場総結果は十一月場
所の総評で触れることにする。