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■24名4日目 変化はやる力士よりくう力士が悪い

3日目、幕下の取組は1敗同士の対戦が目立った。
当然4日目はその裏返しで1勝同士の取組が大部分
を占めた。なぜ、こうも極端になったのか。幕下の
取組といえどもバランスがあったほうがいい。

先場所優勝した大の里だが、平戸海には敗れている。
それも平戸海の出足は素晴らしく、大の里は何もで
きずに土俵を割った。今場所はどう展開したのか。
立ち合い一瞬の変化で平戸海が勝った。周囲の観
客複数からため息が出た。力と力の激突を期待して
いたらあっさり勝負がつくことへの落胆の表れであ
る。

<平戸海の変化に大の里ばったり>

変化する力士を非難する声はあるが、あっさりくう
力士の非難は少ない。これは実におかしな話で変化
に対応できない力士もどうかしている。やるほうよ
りもくうほうが悪い。上目づかいに下から上に立っ
て、相手の重心をおこすようにあたれば下には落ち
ないのである。くわなければ誰も変化しなくなる。
変化に対応できる立ち合いをしない限り、土俵の充
実はない。

貴景勝は一時苦手だった翔猿と対戦した。だが、押
し切れない貴景勝に勝ち目はなかった。最後翔猿に
送り投げで敗れた。3敗となった貴景勝は重症であ
る。角番をのりきれるとは思えない流れである。

<翔猿の送り投げに貴景勝3敗>

貴景勝、豊昇龍と大関が連敗するなかで琴櫻対若元
春戦を迎えた。初日は、3大関が全敗した。その二
の舞かと思われたが、琴櫻は若元春を寄せつけず、
圧勝した。

<琴櫻、若元春に圧勝>

照ノ富士の強さは続き、御嶽海をまったく問題にし
なかった。なお、照ノ富士の対戦相手は西小結から
半枚下がって順番にくだっている。熱海富士は同部
屋で対戦しない。高安休場のため、さらに半枚さが
り明日5日目は豪ノ山と対戦する。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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