★優勝争いについて
千秋楽を迎え3敗は大の里一人となった。横綱休場
のなか大関は存在価値を示せなかった。協会から特
別待遇を受けながら責任を果たせない。こんな大関
ならいらない。不要である。
★優勝した大の里について
新小結での優勝はよくやった。ほかの力士より大き
く前に出るパワー・圧力は相当なものがある。それ
でいてまだ伸びしろがある。七月場所は大の里をみ
る周囲の目が違ってくる。それだけに真価を問われ
る。
★大の里は20歳未満に酒を飲ませて注意で終わって
いる。
大の里と元稀勢の里のニ所ノ関親方はこの件で厳重
注意を受けている。一方、元白鵬の宮城野は部屋を
閉鎖されている。かつてはコロナ外出期間に外出し
た朝乃山の出場停止は実質7場所にいたっている。
口裏合わせなどがあった。博打の英乃海は1場所出
場停止だった。
処罰の基準が実にあいまいである。師匠の資格をい
うならかつて元元高見盛の東関を師匠にしたのは適
切だったのか。結局は師匠を降りている。協会の処
罰の基準が不明朗なままでは大相撲ファンを納得さ
せることはできない。
★休場力士に関して
横綱照ノ富士
大関貴景勝
大関霧島
関脇若元春(再出場)
小結朝乃山
高安(再出場)
尊富士
水戸龍
北の若(途中出場)
島津海(途中出場)
伯桜鵬(再出場)
これだけ関取が休場しては、取組数は減少する。三
役同士の取組も組みにくい。休場多数は人気に水を
さすことになった。霧島は大関落ちで元大関は5人
になる。貴景勝も楽観できない。
★相撲人気に関して
チケット発売日、半日で15日分が売り切れた。今ま
でとスピードが違った。三月場所、新入幕の尊富士
がケガを押しての勝利で優勝した。感動的シーンが
人気を過熱した。
★今場所の幻の取組は
照ノ富士が優勝した2023年五月場所、2024年一月場
所いずれも大栄翔戦がなかった。今場所は大栄翔の
不戦勝だった。その前も不戦勝で最後の対戦2022年
七月場所以来土俵の上での対戦はない。
★三賞について
三賞は相撲内容である。優勝すれば殊勲賞、新入幕
10勝敢闘賞は三賞の本筋ではない。本来殊勲賞は横
綱、またはそれに匹敵する者を倒した者に与えられ
るものであった。長足の進歩をみせた平戸海は三賞
に値すると思うがなぜか外れてしまった。
★ほかに気がついたことは
正面の両サイドに旧ボックス席とその前のマス席を
改造したデラックス席がある。必ずしも満員になら
ないが、本当に必要だったのか。
★最後に場所の採点を
54点