大相撲

2023年十一月場所番付を読み解く

今年納めの十一月場所の番付が発表された。大栄翔、
若元春、琴ノ若の3関脇は変わらない。小結に阿炎・
北勝富士が返り咲いた。北勝富士は2020年三月場所
以来4度目の小結である。過去3度の小結は負け越
している。

<北勝富士>

上位はどん詰まりで以下の力士が割をくった。
朝乃山 9勝6敗 1枚半アップ
豪ノ山 9勝6敗 1枚アップ
阿武咲 9勝6敗 1枚アップ
一因は大関が弱いからである。8勝、9勝は大関不
合格の成績である。休場がなければ横綱・大関との
対戦圏内は豪ノ山までである。

逆に剣翔は8勝7敗で3枚アップした。もっとも剣
翔は関脇若元春戦、宇良戦の上位2番があった。

十両から再入幕2人、新入幕4人と大幅に入れかわ
った。再入幕友風はケガで番付を下げ、2019年十一
月場所以来の久々の幕内である。新入幕美ノ海は新
十両が2018年七月場所であった。23場所も十両とい
う長すぎた在位だった。

<友風>

十両は28人中元幕内が14人と半分に増えた。2枚目
島津海、3枚目欧勝馬が幕内をねらえる位置まで番
付をあげてきた。新十両は追手風(元大翔山)部屋
の日翔志である。幕下を5場所で突破した。

幕下は西筆頭に尊富士が上がってきた。序ノ口から
6場所できた。むろん負け越しなしである。5枚目
以内の欧勝海、琴手計、辻井も十両を狙える。若隆
景は6枚目に位置した。

<尊富士>

十一月場所好成績を残して新しい年を迎える力士は
誰になるのか。初日は12日である。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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