大相撲

■23秋5日目 熱闘霧島対朝乃山

9月だというのに暑い日が続く。愛知県体育館と国
技館へ行く服装がともに変わらぬ夏服である。序盤
の疲れもたまってきた。電車で寝そうになる。

さて5日目最高の熱戦は霧島対朝乃山戦である。先
場所霧島は朝乃山に投げられて負けている。立ち合
い突き離し合いから、霧島素早く左上手とって右四
つ。朝乃山上手取れず。

<右四つ、朝乃山上手取れず>

朝乃山まきかえも霧島許さず、霧島頭をつける体勢
にもちこむ。両者膠着のなかから霧島が外掛けを鮮
やかに決めた。

<霧島、鮮やかな外掛けを決める>

霧島は大事な一番をものにした。今日勝って3勝2
敗と負けての2勝3敗では大違い。しかも負けたら
3連敗と窮地に追い込まれることになる。それにし
ても1日に熱戦は2、3番ほしいところである。

貴景勝は苦手阿炎戦である。阿炎に4勝6敗である。
優勝決定戦で負けたことがある。それを含め5連敗
したことがある。

しかし、今場所は違った。貴景勝が押して出ると阿
炎は引きに出てしまった。引きは負けを呼び込む。
貴景勝にとって楽勝になった。

<苦手阿炎に快勝した貴景勝>

三役で1敗は貴景勝一人になった。しかし、1敗の
まま抜け出すかというとまだ早計である。混戦は中
日あるいは10日目にならないと優勝は読めない。混
迷の時代、九月場所はどう展開し、終結するのか。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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