大相撲

豪ノ山の出世街道

2023年6月27日

豪ノ山こと西川は小学校のときから相撲を取る相撲
少年であった。水泳など小さいころから始めたほう
が身につきやすい。大阪寝屋川出身ながら、高校は
相撲の名門埼玉栄高校に進んだ。さらに大学は中央
大学に進学した。相撲部では同期に菅野(栃武蔵)
がいた。4年のとき、学生選手権で準優勝している。

2021年三月場所、境川(元両国=前名小林山)部屋
から三段目付出でスタートした。2日目、同じく三
段目付出の菅野と対戦した。寄り切りで勝っている。
この場所6連勝しての7番相撲で思いがけない結果
が待ち受けていた。なんと髷をつかみ反則負けとな
った。

<竜電を破り幕下優勝>

その後順調に勝ち越しを重ねたが、十一月場所、首
のケガで休場し、初の負け越しとなった。年が明け
て2022年一月場所幕下優勝した。7番相撲は元幕内
の竜電だった。場所後元豪栄道の武隈が境川部屋か
ら独立するにあたり、武隈部屋所属となった。

そして五月場所、幕下西筆頭で3勝3敗から7番相
撲をものにし、十両入りを決めた。この場所北青鵬
と対戦して敗れている。三段目・幕下は結局8場所
かかった。成績は39勝15敗2休であった。

<十両の貴健斗に勝って十両入りを決定>

十両入りから四股名を豪ノ山にした。十両もスムー
ズとはいかなかった。2場所目は6勝9敗と負け越
している。このときは幕下落ちの危機があったが、
十両に踏みとどまった。十両5場所目で11勝4敗と
初めて2ケタ勝利した。

そして先場所、十両筆頭で快進撃を続け14勝1敗で
優勝した。場所前朝日山(元琴錦)親方が豪ノ山を
買っていたが、ようやく期待に応えた。確かにたく
ましく強かった。十両は思いがけず、1年かかった
が、ついに入幕を果たした。

<十両優勝表彰>

177センチ、154キロ。突き押し相撲。25歳。幕内で
対戦が予想される力士の十両時代の成績は以下であ
る。
伯櫻鵬 3勝
武将山 2勝
大翔鵬 1勝1敗
湘南乃海3勝1敗
金峰山 1勝1敗
平戸海 1敗
朝乃山 2敗

強さが本物になっただけに豪ノ山への期待は大きい。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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