大相撲

勢の引退相撲はビッグサプライズ

2023年6月4日

晴れ渡った日、勢引退春日山襲名披露大相撲にとっ
ては快適な開催となった。鶴竜引退相撲同様、はさ
みをいれる方は正門から、一般のお客さんは南門か
らの入場になった。勢、伊勢ノ海(元北勝鬨)親方
が迎える対象ははさみをいれる方のみであった。錦
木が離れたところで一般のお客さんにサインをして
いた。

<特別客を迎える前の勢>

勢引退相撲のプログラムを目にして平凡な印象を受
けた。幕下・三段目決勝五人抜きはまだしも、初っ
切り、髪結いの実演、櫓太鼓実演などオーソドック
スであった。ただ、最後に夢の競演スペシャルと書
かれていたのは気になった。

断髪式が始まった。はさみをいれる方は280人であ
る。歌手、落語家、プロ野球関係者などがはさみを
いれた。女性枠もあった。お笑い芸人、歌手、勢母
などがはさみをいれた。

<はさみをいれる宮城野>

協会関係者がはさみをいれた。伊勢ノ海部屋、時津
風一門はもちろん、それ以外で宮城野(元白鵬)、
鶴竜、照ノ富士などが断髪した。新大関霧島は予定
にはあったようだが姿はなかった。最後に師匠の伊
勢ノ海がとめばさみをいれた。ここで師匠が挨拶を
述べた。

<伊勢ノ海がとめばさみ>

親族と平原綾香氏からそれぞれ花束が贈られた。そ
れだけではなかった。平原綾香氏が西土俵外に設置
した舞台で2曲を熱唱した。すばらしかった。圧倒
された。これはプログラムには書かれていなく、ま
さにサプライズ以外の何者でもなかった。

<平原綾香氏の熱唱>

整髪した勢が向こう正面に設置された舞台で挨拶し
た。そのあと山本譲二氏と3曲熱唱した。プログラ
ムに具体的表示はなかったが、これが第二のサプラ
イズであった。国技館でこのような展開で歌を聞け
るとは思わなかった。まさにWサプライズの引退相
撲であった。

<山本譲二氏と歌う勢>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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