大相撲

鶴竜、襲名なき引退断髪披露大相撲

2023年6月3日

6月3日、雨やまないなか鶴竜の引退断髪披露大相
撲が行われた。各地にもたらした大雨は、東海道新
幹線を止め 、深夜バスの到着を大幅に遅らせた。
相撲仲間Aは12時に国技館に着いた。相撲仲間Bは
そのころ沼津だった。

国技館前で思いがけない方に出会った。昔は千秋楽、
一緒のマスで観戦した。ブランクがあり、今は故郷
で子育て中である。鶴竜ファンということで家族で
上京したのだった。なつかしさを感じずにはいられ
なかった。

<エントランス前の鶴竜>

雨のなか、鶴竜夫妻と陸奥(元霧島)親方、霧馬山
改め霧島がエントランス前で来客を迎えていた。会
場は10時だが、開演は11時であった。この1時間は
大きすぎると前から思っていた。

プログラムで目をみはったのは、鶴竜最後の取組で
息子さんとの一番である。もう一つは最後の土俵入
りである。露払い正代、太刀持ち霧島である。あっ
という間に終わってしまった。

<鶴竜最後の土俵入り>

断髪式は400人とのことである。有名人では中川家
が登場した。大雨の影響で到着が遅れる方がいた。
モンゴルの方もいた。

白馬ら元力士がもはさみを入れる。女性の方も土俵
下で断髪する。朝青龍・日馬富士という元横綱も加
わった。肉親へと続く。

最後に協会関係者がはさみをいれた。陸奥部屋及び
時津風一門の関取・親方は当然であった。ほかに宮
城野(元白鵬)、ニ所ノ関(元稀勢の里)、元3代
目若乃花、照ノ富士、玉鷲などがはさみをいれた。

現師匠陸奥がとめばさみをいれた。そして四方に挨
拶をした。家族から花束が贈呈され、長女が手紙を
読んだ。

<師匠がとめばさみ>
<四方に礼した師弟>

プログラムも最後を迎えた。整髪した鶴竜が感謝の
挨拶を述べた。こうして断髪式は無事終了した。そ
れにしても鶴竜は年寄名を襲名することはなかった。
横綱年寄名は5年限定である。鶴竜の行く末が気に
なった断髪式であった。

<挨拶する鶴竜>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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