三月場所、御嶽海は前頭3枚目で4勝11敗と大敗し
た。これで6場所連続負け越しである。昨年の七月
場所はコロナ部屋ごと休場だから厳密には負け越し
とは言い切れない。2勝4敗1コロナ不戦敗8コロ
ナ休場である。しかし、そのまま出場していたら十
分に負け越すだけの出場成績と相撲内容であったこ
とはまちがいなかった。
御嶽海が大関で勝ち越したのは、新大関の場所だけ
である。その翌場所から実質6場所負け越しである。
こうなると出てくるのが、御嶽海限界説である。年
齢は30歳になった。
御嶽海はどこか悪いのでは、という見方がある。そ
うだとしても番付はどうすることもできない。あっ
さり負けるが、これは以前からあった。ただ、最近
はけっこう目立つことが多くなった。
御嶽海は実質6場所連続負け越し前、8場所連続勝
ち越している。3場所連続2ケタ勝利がそのなかに
ある。そこから1年限界では急激すぎるという見方
がある。いや衰えるときは急激もあり得るという意
見もある。
きたる五月場所、御嶽海は幕内上位の位置から外れ
る。そこで勝てるかどうかがひとつの目安になる。
大関降格後は番付を下げ続け引退した力士がいる。
御嶽海はどうなるのか。五月場所が一つの答になる。