■2位 御嶽海 正代の大関陥落
一月場所、3回目の優勝で大関に昇進した御嶽海。
七月場所はカド番、2勝4敗でピンチだったが、コ
ロナ部屋ごと休場で翌場所にもちこした。しかし、
御嶽海はこの幸運を生かせず、九月場所4勝11敗と
大敗した。大関としての実力がわずか4場所中3場
所で失われようとは。
10勝以上なら大関復帰の十一月場所でも期待は薄か
った。御嶽海の今年1年の成績は42勝39敗1コロナ
不戦敗8コロナ部屋ごと休場だった。御嶽海ほど1
年で様変わりした力士は珍しい。
正代は、一月場所・五月場所・九月場所・十一月場
所と4場所も負け越している。1場所おきだったが、
ついに十一月場所も負け越して大関陥落が決定した。
もはや大関にいても大関の実力がないのは誰の目に
も明らかだった。
それがここまで伸びたのは、大関は2場所連続負け
越しで陥落、という生ぬるい規定にあった。過去に
は8勝して途中休場した大関が複数いた。正代の1
年間の成績は40勝50敗であった。大関の弱体化は2
大関の陥落という結末となった。
HR氏が1位に、KW氏・S氏が4位に、A氏が7
位にあげている。T氏は2つの項目にし、その平均
点は7点であった。
■1位 6場所の優勝者がすべて違った
6人の地位は横綱、関脇2、平幕上位2そのほかの
平幕1だった。平幕優勝は3場所連続中、この記録
が来年ものびるのか。上位陣の不甲斐なさの表れ及
び安定した三役力士不在は大問題。もう平幕優勝は
飽きたという声が出ている。
12勝優勝は4場所だから乱戦の度合いを深めている。
初優勝は若隆景、逸ノ城、阿炎の3力士である。年
間優勝成績は74勝16敗だった。優勝候補を場所前に
あげるなどもはや不可能である。
優勝の翌場所負け越し数は現時点では2力士である。
果たして阿炎は一月場所で勝ち越せるのか。混迷の
時代はまだ続きそうである。
KW氏・S氏が1位に、A氏・HR氏が2位に、T
氏が4位にあげている。