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琴奨菊引退大相撲レポート

琴奨菊引退大相撲は10:30開場、11:30開演であった。
国技館には10:00ごろ着いた。一つ読み違いがあっ
た。本場所中、国技館の一角で琴奨菊引退大相撲の
チケットが発売されると思っていた。安美錦・豊ノ島
がそうだった。だがコロナの感染性を防ぐため中止に
なった。それどころか主賓である琴奨菊が感染しない
よう、国技館には来なくてもいいという話を聞いた。
そのため急遽当日売りを求めることにした。そうした
方がちょっとした列をなしていた。

<国技館入り口前の琴奨菊>

並んだお客さんを国技館敷地内に入れ、開場待ちと
なった。琴奨菊が国技館入り口前で後援者を迎えて
いた。一般のお客さんと琴奨菊の間には柵があり、
近づけないようにされていた。この形がコロナ禍で
定着してきた。エントランスホール奥には琴勝峰、
琴ノ若、琴恵光、高安がお客さんを迎えていた。また
エントランスには琴奨菊の数々の化粧まわしが飾られ
ていた。

プログラムで目にはいったのは、琴奨菊最後の一番が
小さな長男との相撲だった。実際の土俵には長男と
幼い次男があがったが、次男は土俵に上がっただけで
相撲は長男が奮闘した。勝負は琴奨菊が長男に花を
もたせた。

<琴奨菊最後の一番>

本番の断髪式は400人がハサミを入れるという。その
中にはプロ野球の内川選手やOBの琴ヶ梅などがいた。
今回向きを変えることなく延々と続いた。あいうえお
順名簿の人員が終了すると「YOUは何しに日本へ?」
という番組から外国の方2人がはさみを入れた。あら
ためて断髪式は大相撲独特のセレモニーということを
感じた。

<ハサミを入れる元白鵬>

肉親関係がハサミを入れた。琴奨菊母が西土俵下で
ハサミを入れた。最後は協会関係者であった。佐渡
ヶ嶽部屋の琴ノ若ら力士・粂川(元琴稲妻)ら親方、
二所一門の高安ら力士・二所ノ関(稀勢の里)ら親
方、照ノ富士、宮城野(元白鵬)、鶴竜などがハサミ
を入れた。最後に師匠佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)の止め
バサミとなった。四方に礼をした後、佐渡ヶ嶽が挨拶
を述べた。これも定例化している。予定にはなかっ
たが、家族から花束贈呈がおこなわれた。

<挨拶する師匠佐渡ヶ嶽>

こうしだ断髪式は終了した。幕内の取組では琴勝
峰、琴恵光、琴ノ若が琴バウワーをやるというパフォ
ーマンスが見られた。取組終了後整髪した琴奨菊が
挨拶に立った。これも定例化してきている。これが
あるから途中で帰れなくなる。終了は17時半ごろだっ
た。ようやく終えた安堵感で外に出た。薄暗くなり
つつあるなか国技館を後にした。

<整髪した琴奨菊>

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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