大相撲

横綱になれる大関!抜け出すのは誰か

三月場所若隆景が新関脇で優勝したとき、大関への
気運が高まった。だが、その後9勝、8勝で大関への
期待は急速に失われていった。なかなか新しい若い力
が台頭してこない。御嶽海が今年大関になったばかり
だが、今求められる大関は横綱になれる大関である。
照ノ富士の一人横綱がいつまで続くかわからない。
また横綱はやはり東西にそろったほうが望ましいカタ
チである。

<若隆景>

その横綱も高齢で短命横綱、弱い横綱ならいらない。
物足りない横綱も同様である。大関を通過点とする
くらい勢いのある横綱候補が求められる。それには
まず、大関に昇進しなくては話にならない。大関の
可能性を秘めた力士は果たしているのか。次代への
展望はあるのか。検討してみた。

先場所幕内上位で優勝した逸ノ城はどうか。本人は
大関を目指す旨を発言している、逸ノ城は新入幕で
旋風をおこし、また14勝をあげたことがある。すべて
単発で終わっている。そういう意味できたる九月場所
で2ケタ勝利があげられるかどうかがカギとなる。
年齢は29歳で多くを期待しにくい面は避けられない。

<逸ノ城>

豊昇龍は3場所連続小結を務め、ようやく関脇に昇進
した。まだ上位で2ケタ勝利はない。三賞もない。
しかし、入幕したころ軽量に泣いていたひ弱さはなく
なった。この1年間横綱照ノ富士に5敗、大関貴景勝
に1勝4敗、大関正代に2勝3敗、大関御嶽海に2勝
(不戦勝あり)1敗である。上位に勝てなければ大関
になれない。そのへんに課題がある。現在23歳でやる
気満々である。そろそろ2ケタ勝利がほしい。

<豊昇龍>

最近最も力をつけてきた力士が琴ノ若である。七月
場所コロナ部屋ごと休場さえなければ2ケタ勝って
いたのではと思わせるほどの活躍だった。7勝3敗で
残りの対戦相手は関脇大栄翔、小結阿炎、霧馬山、
宇良、若元春あたりだったのでは。琴ノ若は大関に
強い。7連勝したことがある。24歳、勝負のときで
ある。

<琴ノ若>

大関への道はまず、上位で連続2ケタから始まる。
ところが現役大関の正代・御嶽海は2場所連続2ケタ
勝利なのである。もっとも優勝が含まれてはいるが。
貴景勝は3場所連続2ケタ勝利かつ初優勝ありであっ
た。大関になってから3場所連続2ケタ勝利はない。
つまり、3場所連続2ケタ勝利はけっこう難しいこと
であることがわかる。それを達成して大関へ昇進する
のは誰になるのか。いつまでも待てないところまで
きている。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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