◆成績別優勝
これは当然15日制年6場所制の力士が対象になる。
・12勝3敗優勝
最近は12勝3敗の優勝が目立つが、優勝全体ではそう
多いわけではない。最多優勝者も4回にとどまってい
る。
照ノ富士 4回
千代の富士4回
武蔵丸 3回
輪島 3回
なお、輪島は12勝2敗1休を含んでいる。
・13勝2敗優勝
大鵬がいきなり11回を達成した。北の湖が9回で続
いた。千代の富士は6回と意外に少なかった。貴乃花
は7回であった。大鵬に並んだのは朝青龍であった。
白鵬は北の湖同様9回であった。結局優勝20回以上の
力士で占められた。
大鵬 11回
朝青龍 11回
北の湖 9回
白鵬 9回
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/08/大鵬柏戸-e1660803347448.jpg)
・14勝1敗優勝
栃錦は、優勝10回のうち8回が14勝1敗の優勝であっ
た。これを大鵬が12回と更新した。さらに千代の富士
が14回と上回った。この記録を大きく抜いたのが白鵬
の19回であった。
白鵬 19回
千代の富士14回
大鵬 12回
貴乃花 9回
朝青龍 9回
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/08/190319十日目十両-967.jpg)
◆初優勝からの連続優勝
初優勝から連続優勝した力士は5人いる。すべてあげ
られればあなたは相撲通である。
双葉山
千代ノ山
照國
朝青龍
稀勢の里
双葉山は69連勝の途上で5場所連続優勝している。
千代ノ山は新大関からの2連覇だった。朝青龍は
横綱に昇進している。照國、稀勢の里は2回目が
最後の優勝になってしまった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/08/双葉.jpg)
◆1回以上の横綱優勝<大関以下の優勝
この式を満たす力士は大正15年の優勝制度以降5人
いる。
玉錦 横綱優勝4回<大関以下5回
朝潮 横綱優勝1回<大関以下4回
栃ノ海横綱優勝1回<大関以下2回
琴櫻 横綱優勝1回<大関以下4回
旭富士横綱優勝1回<大関以下3回
なお同数は千代の山・佐田の山が各3回、隆の里が
各2回、大乃国・稀勢の里が各1回である。さらに
横綱優勝0回は武蔵山、男女ノ川、安藝ノ海、前田
山、吉葉山、双羽黒、3代目若乃花である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/08/貴乃-花-e1660803381284.jpg)
◆一人地位別優勝
3つの地位で優勝する力士はけっこういる。ところが
4つの地位となるとぐっとしぼられて3人になる。
それが以下である。
佐田の山 前17-関脇-大関-横綱
貴乃花 前2-小結-大関-横綱
照ノ富士 関脇-前17-大関-横綱
平幕優勝があり、横綱に昇進しないと難しい記録に
なりそうである。かつて驚愕の優勝を書いたことが
あり、あわせて読んでいただければ幸いである。