大相撲

2020年3月版幕下のホープその後

2022年6月18日

2020年3月に幕下のホープをあげている。当時の基準
は以下であった。
1.年齢が若い 
幕下30枚目までは23歳以下
それ以下は22歳までとした
年齢は3月6日現在とした
2.幕下での成績
ただし、元十両は除外している。ピックアップした
力士は次の11人である。

納谷
白石
平戸海
北の若
狼雅
塚原
栃神山
欧勝竜
時栄
琴砲
北勝翼

納谷改め王鵬 大嶽(元大竜)部屋 東京都出身 22歳
大鵬の孫、貴闘力の3男として注目されたのが納谷で
ある。納谷は王鵬に改名して2021年一月場所新十両。
入幕を果たしたのは今年(2022年)一月場所であった。
その場所は7勝3敗から5連敗して負け越している。
1度はね返されて、再入幕したのが五月場所であった。
だが、またしても6勝9敗と勝ち越せず、幕内が壁に
なっている。幸い七月場所は幕内にとどまりそうで
ある。同期豊昇龍に追いつくのはいつの日か。

<王鵬>

白石改め東白龍玉ノ井(元栃東)部屋東京都出身26歳 
白石は学生出身(東洋大)、三段目付出しでスタート
した。「幕下30枚目までは23歳以下」の条件を23歳
11カ月でぎりぎりパスした。王鵬と同じ2021年一月に
十両入りした。東白龍に改名して十両で9場所経過
した。成績は69勝66敗で一進一退である。七月場所は
十両上位に位置する。そこで勝てるか、勝負の場所に
なる。

<東白龍>

平戸海 境川(元両国)部屋 長崎県出身 22歳
平戸海は序ノ口から33場所かかって十両に昇進した。
5年半かかったが、新十両のときは21歳と若かった。
新十両の2021年十一月場所は福岡開催で、地元に近い
せいもあって、平戸海が土俵にあがるとひときわ多い
拍手であった。きびきびした相撲を取るが、成績は
7勝と8勝を繰り返している。きたる七月場所で十両
5場所目を迎える。

<平戸海>

北の若 八角(元北勝海)部屋 山形県出身 22歳
北の若は相撲の名門埼玉栄の相撲部所属であった。
しかも高校横綱になっている。下のころから注目され
てきたが、期待通り2年半で十両昇進を決めた。十両
は2022年一月場所であった。8勝、11勝と順調にきた
が、五月場所は途中休場、再出場で3勝7敗5休と
なんとか十両を守った。七月場所は再出発になる。

<北の若>

以下6人は幕下での戦いが続いている。時間がかかっ
ているが、決め手・きっかけがあればチャンスはある。
狼雅 幕下17場所70勝49敗 最高位幕下2
塚原 幕下21場所80勝67敗 最高位幕下4
栃神山幕下16場所62勝50敗 最高位幕下8
欧勝竜幕下14場所51勝44敗3休最高位幕下7
時栄改め
時疾風幕下15場所58勝44敗3休最高位幕下4
琴砲 幕下17場所63勝56敗 最高位幕下8

北勝翼は佐藤山の名で覚えている方もいるかもしれ
ない。昨年引退してしまった。まだ21歳だった。

幕下のホープは4人が関取になった。続く者は現れる
か。場所のもう一つの見所である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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