大相撲

照ノ富士の横綱記録

五月場所はなんとか12勝にたどりついた照ノ
富士。同時に7回目の優勝を成し遂げた。
7回目の優勝は鶴竜を抜いたことになる。
優勝回数自体は11回以上しないとベスト10に
入らないが、大関が弱体化しているのでチャ
ンスではある。五月場所で照ノ富士は横綱
5場所を経過した。5場所の実績はどのよう
なものか。

<照ノ富士7回目の優勝>

13勝2敗優勝
15戦全勝優勝
11勝4敗
3勝3敗9休
12勝3敗優勝

トータル54勝12敗(1不戦敗含む)9休。
横綱勝率は0.818である。8割をこえるのは
りっぱである。現時点では常陸山以降の東京
横綱で12位である。貴乃花、北の湖以上で
ある。

以前、横綱の勝率・優勝率・出場率の総合
番付を発表したとき、白鵬は現役だった。
白鵬の横綱勝率は0.875で5位である。もっ
とも1位、2位、4位は東西制で対戦相手が
軽減されている。双葉山は4場所が系統別
総当たり、13場所が東西制である。照ノ富士
が今後横綱勝率8割以上を維持するには12勝
平均が求められる。
太刀山0.955
栃木山0.905
双葉山0.882
大錦 0.882
白鵬 0.875
玉の海0.867
大鵬 0.858
玉錦 0.85
千代の富士0.848
朝青龍0.836
常陸山0.833

<綱締め>

横綱優勝率はどうか。現在0.6つまり60%で
ある。常陸山以降の東京横綱では断然トップ
である。横綱優勝率50%以上は以下である。
朝青龍0.55
双葉山0.53
太刀山0.5
白鵬0.5
大鵬0.5
強敵が現れるあるいは晩年の成績が加わると
当然変化する。もっとも前者は当分なさそう
である。あとはひざの状態しだいである。

横綱出場率はどうか。不戦敗+休場は10で
ある。横綱出場は5場所=75日中65日に及ぶ。
横綱出場率は86.7%である。現時点では常陸
山以降の東京横綱では12位である。
玉の海1
栃木山0.937
栃錦 0.912
鏡里 0.905
佐田の山0.902
双葉山0.894
玉錦 0.8768
北の湖0.8767
双羽黒0.875
朝青龍0.873
今後休場が増えると当然数字は下がっていく。
休場しても横綱の地位は変わらないが、横綱
の務めは果たしていない。横綱の出場率は
重要な項目である。

<横綱五人掛り>

横綱5場所で横綱勝率+横綱優勝率+横綱
出場率の総合点は2.285である。横綱優勝率
が0・6ということがあり、これは常陸山以降
の東京横綱で栃木山2.309、双葉山2.306に
続く代3位である。照ノ富士はよくやって
いるといえる。これからは、試練があろうが
一人横綱として奮闘していただきたい。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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