大相撲

錦戸部屋の行く末

極芯道が五月場所限りで引退した。最後の
場所は幕下55枚目で全休だった。極芯道は
元十両だが、1場所なので印象は薄いかも
しれない。それも今から3年半前の2018年
十一月場所だから覚えていなくても無理は
ない。

2020年七月場所中に阿炎が師匠の指示で休場
した。理由は協会が一丸となって不要な外出
を自粛するなか、会食にでかけたからだと
いう。その後外出がキャバクラだということ
が判明した。2回ということだったが、これ
がかなりの回数であり、虚偽の報告だったと
いう。同行した幕下力士に口裏を合わさせる
という悪質さだった。そのため阿炎は3場所
出場停止になった。このとき同行した幕下
力士というのが、極芯道であった。

<極芯道>

極芯道は数少ない元水戸泉の錦戸部屋の力士
であった。引退したことで錦戸部屋は十両の
水戸龍と序ノ口の富士泉だけになってしまっ
た。その富士泉も4場所連続全休だから先行
きが心配である。錦戸部屋は大丈夫なのか。
2人だけで部屋を維持できるのか。

最近では少数部屋だった鏡山(元多賀竜)
部屋が伊勢ノ海(元北勝鬨)部屋に吸収され
た。また高砂部屋は分家が育たない伝統が
ある。古くは初代高砂から独立した元綾浪
徳太郎の追手風部屋は継承した元綾浪源鋭の
湊川部屋の代で消滅。ほかに元初代西ノ海が
井筒部屋として独立している。継承した元
2代目西ノ海の代で元豊國の九重部屋が独立
したが消滅している。

<錦戸>

元高見山宗五郎の高砂のもとでは数々の部屋
が独立し、消滅している。(順不同以下同)
以下目安としてざっとみていただきたい。
元千年川政吉の立田山部屋-元千年川亀之助
元横綱小錦の二十山部屋-元小結小錦
※その分家の元清水川の追手風部屋
さらにその分家の2代目清水川の間垣部屋
元大緑の大山部屋
先代木村一学の若松部屋-木村一学
稲川の稲川部屋
元大見崎の阿武松部屋
元初代朝潮の佐ノ山部屋
2代目清水川の間垣部屋も力士数は2人で
あった。

元2代目朝潮の高砂のもとでは以下が独立し、
消滅している、
元若湊の富士ヶ根部屋-元若港
元阿久津川の佐渡ヶ嶽部屋
元浪の音の振分部屋-元陸奥錦の玉ノ井部屋
-再興元浪の音の振分部屋
元射水川の若松部屋-元鯱ノ里の西岩部屋と
併合-元鯱ノ里の若松部屋-元房錦-5代目
朝潮-高砂と併合し名称は高砂部屋に
元綾錦の湊川部屋
元高登の大山部屋-元松登-元大飛

<錦戸部屋の水戸龍>

元前田山の高砂のもとでは次の部屋が消滅
している。
元朝響の佐ノ山部屋
元國登の佐ノ山部屋
元横綱朝潮の振分部屋

このあたりからなじみの名が登場する。元
横綱朝潮の高砂のもとでは3つ野部屋が独立
し、1つの部屋が破門、2つの部屋が消えて
いった。
元前の山の高田川部屋(破門)-元安芸乃島
元高見山の東関部屋-元潮丸-元高見盛
元富士櫻の中村部屋

元水戸泉の錦戸部屋は5代目朝潮の高砂の
ときの独立である。錦戸部屋は存続できる
のか。吸収合併するとなるとどこ部屋になる
のか。引退大相撲の日、相撲仲間と尽きない
話題となった。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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