2022年5月場所を最後に元十両の極芯道が引退し、錦戸部屋(師匠は元水戸泉)に残る力士は十両の水戸龍と序ノ口の富士泉の2人だけになりました。少数の部屋が吸収合併される例もあるなか、高砂一門の歴史をたどりながら、錦戸部屋がこの先どうなるのかを整理します。
元十両・極芯道が2022年5月場所で引退
極芯道が五月場所限りで引退した。最後の場所は幕下55枚目で全休だった。極芯道は元十両だが、1場所なので印象は薄いかもしれない。それも今から3年半前の2018年十一月場所だから覚えていなくても無理はない。
2020年七月場所中に阿炎が師匠の指示で休場した。理由は協会が一丸となって不要な外出を自粛するなか、会食にでかけたからだという。その後外出がキャバクラだということが判明した。2回ということだったが、これがかなりの回数であり、虚偽の報告だったという。同行した幕下力士に口裏を合わさせるという悪質さだった。そのため阿炎は3場所出場停止になった。このとき同行した幕下力士というのが、極芯道であった。

錦戸部屋の力士は水戸龍と富士泉の2人だけに(2022年5月時点)
極芯道は数少ない元水戸泉の錦戸部屋の力士であった。引退したことで錦戸部屋は十両の水戸龍と序ノ口の富士泉だけになってしまった。その富士泉も4場所連続全休だから先行きが心配である。錦戸部屋は大丈夫なのか。2人だけで部屋を維持できるのか。
少数部屋を取り巻く環境と高砂一門の歴史
最近では(2022年時点)少数部屋だった鏡山(元多賀竜)部屋が伊勢ノ海(元北勝鬨)部屋に吸収された。また高砂部屋は分家が育たない伝統がある。古くは初代高砂から独立した元綾浪徳太郎の追手風部屋は継承した元綾浪源鋭の湊川部屋の代で消滅。ほかに元初代西ノ海が井筒部屋として独立している。継承した元2代目西ノ海の代で元豊國の九重部屋が独立したが消滅している。

高砂一門で独立・消滅した部屋の系譜
元高見山宗五郎の高砂のもとでは数々の部屋が独立し、消滅している。(順不同以下同)以下目安としてざっとみていただきたい。
元千年川政吉の立田山部屋-元千年川亀之助
元横綱小錦の二十山部屋-元小結小錦
※その分家の元清水川の追手風部屋
さらにその分家の2代目清水川の間垣部屋
元大緑の大山部屋
先代木村一学の若松部屋-木村一学
稲川の稲川部屋
元大見崎の阿武松部屋
元初代朝潮の佐ノ山部屋
2代目清水川の間垣部屋も力士数は2人であった。
元2代目朝潮の高砂のもとでは以下が独立し、消滅している、
元若湊の富士ヶ根部屋-元若港
元阿久津川の佐渡ヶ嶽部屋
元浪の音の振分部屋-元陸奥錦の玉ノ井部屋-再興元浪の音の振分部屋
元射水川の若松部屋-元鯱ノ里の西岩部屋と併合-元鯱ノ里の若松部屋-元房錦-5代目朝潮-高砂と併合し名称は高砂部屋に
元綾錦の湊川部屋
元高登の大山部屋-元松登-元大飛

元前田山の高砂のもとでは次の部屋が消滅している。
元朝響の佐ノ山部屋
元國登の佐ノ山部屋
元横綱朝潮の振分部屋
このあたりからなじみの名が登場する。元横綱朝潮の高砂のもとでは3つ野部屋が独立し、1つの部屋が破門、2つの部屋が消えていった。
元前の山の高田川部屋(破門)-元安芸乃島
元高見山の東関部屋-元潮丸-元高見盛
元富士櫻の中村部屋
錦戸部屋の行く末はどうなるのか
元水戸泉の錦戸部屋は5代目朝潮の高砂のときの独立である。錦戸部屋は存続できるのか。吸収合併するとなるとどこ部屋になるのか。引退大相撲の日、相撲仲間と尽きない話題となった。
相撲部屋と一門の系統については、相撲部屋と一門の系統まとめもあわせてご覧ください。
錦戸部屋についてよくある質問
Q. 錦戸部屋には現在どんな力士がいますか?
2022年5月の極芯道の引退後は、十両の水戸龍と序ノ口の富士泉の2人になりました(2022年5月時点)。
Q. 錦戸部屋の師匠は誰ですか?
元水戸泉です。錦戸部屋は5代目朝潮の高砂のときに独立した部屋です。
Q. 極芯道はどんな力士でしたか?
元十両の力士で、最後の場所は幕下55枚目で全休のまま2022年5月場所限りで引退しました。十両在位は2018年十一月場所の1場所でした。