大相撲

■22夏14日目 3敗力士3者3様

優勝戦線トップに立つ3敗力士。最初に登場
したのは隆の勝だった。対戦相手は2ケタ
勝利を目指す霧馬山である。相撲は意外な
展開となった。両者当たりあって隆の勝出る
も四つ気味になって探りあい。霧馬山が強引
な外掛けにいくが、そこを隆の勝がすかさず
突き落とし。霧馬山思わずバランスをくず
した。

<隆の勝、霧馬山を退ける>

隆の勝は対戦相手のミスで連敗を避けられた
ことは大きい。宇良休場のなか、千秋楽運命
の対戦相手は佐田の海に決まった。隆の勝に
とって一世一代の大勝負を千秋楽に迎えよう
としている。

次に登場したのが3敗佐田の海である、旭天
鵬が優勝したときと同じ心情がファンの間
にはあるようだ。ベテラン最後の花をという
わけである。対戦相手は小結大栄翔である。
連日小結が相手となった。国技館内は手拍子
が沸き起こり、佐田の海を応援しているよう
だった。

相撲は大栄翔が思い切って当たり勝って、
佐田の海が逆襲に出たところをはたき込ま
れた。実力差といってしまえばそれまでだが、
心情的に佐田の海に勝たせたかったところで
あった。佐田の海が勝っていたら千秋楽照ノ
富士戦があったかもしれない。

<佐田の海、大栄翔に苦杯>

最後に登場した力士が照ノ富士である。対戦
相手はすでに負け越しが決まった正代である。
この一番は昨年十一月場所、今年の一月場所
とも組まれなかった消えた横綱・大関戦で
あった。

相撲は、照ノ富士が果敢に正代を攻め、一方
的な一番になった。負け越した正代にとって
0勝から7勝は同じ意味しかもたない。正代
にモチベーションをもてというのは無理なの
か。大相撲は消化試合がないすぐれたシス
テムだが、大関だけは例外のようである。
照ノ富士は千秋楽御嶽海と対戦する。

<照ノ富士、正代を圧倒>

大関は御嶽海と貴景勝が6勝7敗同士で対戦
した。貴景勝が電車道で勝って、御嶽海の
負け越しが決定した。大関で2人目である。
大関は地に落ちた。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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