大相撲

白鵬番外記録

2021年10月30日

大横綱白鵬に意外な記録がある。デビュー
場所の序ノ口で3勝4敗と負け越している
のだ。昭和以降の横綱では常ノ花の2勝3敗、
吉葉山の2勝5敗、初代若乃花2勝3敗に
続く序ノ口負け越しである。白鵬はこのあと
幕下以下では1度負け越しただけで、19歳で
入幕している。ちなみに両国国技館開設以降、
十代で入幕した力士は以下である。記載なし
は19歳である。

<教習所時代の白鵬の書>

大蛇潟(明治)
武蔵山
千代ノ山
若秩父
富樫(のちの柏戸)
豊ノ海
大鵬
栃王山
花田(のちの貴ノ花)18歳
錦洋
北の湖 18歳
琴風
貴花田 17歳
若花田
白鵬
稀勢の里 18歳
若ノ鵬

白鵬の連勝は稀勢の里に63でストップされた
のは、相撲ファンならご存知である。それ
では稀勢の里は63連勝にどれくらい含まれて
いるのか。4勝は稀勢の里分である。63連勝
中4勝含まれている力士は結構多く、ほかに
把瑠都、日馬富士、鶴竜、琴奨菊、栃ノ心が
いる。最高は琴欧洲の5勝である。

<63連勝の1勝目琴欧州戦>

白鵬は2006年五月場所に優勝してから毎年
優勝して16年連続毎年優勝を記録した。大鵬
は12年連続毎年優勝だった。北の湖は9年
連続、千代の富士は10年連続だった。比較
すると白鵬の凄さがわかる。2021年七月場所
の最後の優勝はこうした記録的意味があった
のだ。

<16年連続毎年優勝>

白鵬と50番以上戦った力士が4人いる。50
場所以上はとほうもない数字である。最短
でも8年と2場所かかる。番付が近くお互い
休場が少なくないと実現できない。実際最初
の一番から最後の一番までかかった場所数を
記しておく。

琴奨菊 56勝7敗(不戦敗1含む)要79場所
稀勢の里 44勝16敗 要74場所
日馬富士37勝22敗(優勝決定戦含む)要68場所
鶴竜 44勝8敗(優勝決定戦含む)要75場所

約11年から約13年かかっている。

<鶴竜-白鵬50回目の対戦>

また36歳優勝は年6場所制では横綱最年長
記録である。あなたも記録を掘り起こして
みると新たな発見があるかもしれません。

地元の電化製品店にいってきました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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