大相撲

2021年七月場所場番付の視点

2021年6月21日

七月場所の番付が発表された。東大関1に
先場所優勝した照ノ富士がすわった。同じ
12勝の貴景勝は西大関1となった。優勝決定
戦は番外として以前なら成績順の時期があっ
た。それにならうと貴景勝-照ノ富士の順と
なるが、そうしなかったのは合理的であった
といえる。

<東大関1の照ノ富士>

昭和46年一月場所は玉の海、大鵬が14勝1敗
で大鵬が優勝した。だが、番付上位の玉の海
が翌場所東正横綱についている。平成9年
五月場所の13勝横綱貴乃花、13勝優勝横綱曙
も同様である。変化があったのは平成13年
一月場所からである。西横綱1武蔵丸は14勝
優勝同点、東横綱2貴乃花は14勝優勝。翌
場所は貴乃花が番付上位となった。

<新小結若隆景>

新小結には若隆景と明生が昇進した。両力士
とも一月場所の成績でも通常なら上がれた。
だが、関脇・小結が全員勝ち越したためわず
かのアップで終わっている。それだけによう
やく節目の地位にたどりつけたことになる。
若隆景・明生ともきびきびした相撲だけに
目が離せない。

<新小結明生>

前頭西3枚目から東5枚目までは空白地帯で
ある。それだけに大幅アップ、小幅ダウンの
オンパレードとなった。ここでの7勝8敗の
現状維持はなかった。

西2枚目翔猿 5勝10敗→西3枚目▼1
東12枚目琴恵光9勝6敗→東4枚目△8
西14枚目千代大龍10勝5敗→西4枚目△10
西12枚目隠岐の海9勝6敗→東5枚目△7.5

幕内下位では玉鷲が7勝8敗で現状維持の
東10枚目のままだった。十両西2枚目で優勝
した宇良は西13枚目で6枚ほど上がった。
十両西筆頭で11勝4敗の千代ノ皇は2017年
三月場所以来の幕内である。24場所を要して
幕内に戻ってきた。この間幕下を8場所経験
している。一山本が新入幕を果たした。十両
からの第4の入幕予想は圧倒的に豊山だった
だけに驚きの結果となった。

<新入幕一山本>

十両は28人中18人が元幕内である。64%を
占めている。3枚目に若元春、白鷹山、4枚
目に東白龍、貴健斗が位置した。幕内を狙う
チャンスである。出場停止中の竜電は9枚目
まで番付を下げた。幕下優勝の阿炎は十両尻
の14枚目となった。新十両は13枚目の荒篤山
である。

<阿炎>

幕下は、2枚目4勝3敗で十両に上がれなか
った栃丸が西筆頭に位置した。再び十両を
狙うことになる。ホープ北青鵬が東2枚目で
十両をうかがうことになる。

七月場所は、白鵬の名が掲載された最後の
番付になるかもしれない。

番付は1日経って掲載できました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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