大相撲

2021年はどうなる!年間最多勝

2020年の年間最多勝は貴景勝に決まった。
成績は5場所で51勝だった。1場所平均10.2
勝だった。年間最多勝としては物足りない
成績である。それはなにも2020年に限った
ことではない。ここ6年間、2015年以降は
勝率8割である72勝をきっているのだ。72勝
は1場所平均12勝にあたる。

<年間最多勝受賞の貴景勝>

2014年 白鵬 81勝9敗
2015年 白鵬 66勝12敗12休
2016年 稀勢の里69勝21敗
2017年 白鵬 56勝9敗25休
2018年 栃ノ心59勝23敗8休
2019年 朝乃山55勝35敗
2020年 貴景勝51勝21敗3休 ※5場所

2015年以降は72勝以下(2020年は5場所の
ため60勝になる)であるばかりでなく、白鵬
以外は顔ぶれがすべて異なっているのである。
もう一つの特徴は休場があるにも関らず、
最多勝なのである。朝乃山の55勝は年6場所
制では最低の数字である。これでは群雄割拠
というよりどんぐりの背比べである。

<年間最多勝受賞の朝乃山>

昭和32年5場所制、昭和33年6場所制以降
では年間最多勝回数は以下である。最高成績
は白鵬の86勝4敗で2回ある。
白鵬 10回
北の湖7回
大鵬 6回
朝青龍5回
貴乃花5回
千代の富士3回

2021年は誰かが抜け出すのだろうか。72勝
以上はかなりのハードルである。70勝だって
簡単ではない。ましてコロナ禍では稽古十分
とはいかない事情がある。ただし、貴景勝が
横綱になった場合は70勝ができるレベルに
なくては話にならない。

<年間最多勝受賞の白鵬>

大関朝乃山・正代は十一月場所休場して、
年間最多勝争いを放棄したようなカタチに
なった。2021年はフル出場して存在感を示し
たいところである。混迷の時代は新しい英雄
の出現を待ち望んでいる。

1都3県の非常事態宣言要請が気になります。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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