大相撲

貴景勝15番勝負1

先場所優勝した貴景勝の綱取りが注目されて
いる。九月場所は12勝で優勝次点であった
ことが弾みをつけている。しかし、現代は
年6場所である。3場所で決めて問題はない
のだろうか。玉の海梅吉氏は5場所を提案
していた。5場所となると貴景勝は
7勝-8勝-12勝-13勝優勝-?
であって横綱にはほど遠くなるのは一目瞭然
である。横綱は品格力量抜群という規定が
ある。これを貴景勝にあてはめると、貴景勝
は一月場所優勝しても品格力量抜群かという
問いに行き当たる。

<2020年十一月場所優勝 貴景勝>

そうしたことを踏まえて貴景勝の15番をみて
いこう。(  )は直近6場所の成績である。

貴景勝1(××●×××)4鶴竜
鶴竜戦は久々になる。貴景勝が勝ったのは
2019年三月場所の関脇時代である。だが、
稽古十分とはいえない鶴竜が最後まで相撲を
取るかどうかは不明である。対戦しても貴景
勝の勢いが優りそうである。

貴景勝7(×●×●●×)5正代
正代には目下3連敗中である。九月場所では
優勝をかけた一番で押し切れずに負けている。
立ち合いから一気に攻めこまないと、苦しい
展開になる。

<2020年九月場所 正代戦>

貴景勝9(○○●○×○)9御嶽海
対戦成績は優勝決定戦を含んでいる。対戦
成績は五分だが、直近の1年間では貴景勝が
勝ち越している。というより、御嶽海に覇気
がみられない。そのため、九月場所は取組
さえなかった。パワー相撲同士の対戦だが、
御嶽海のやる気次第である。

<2020年十一月場所 御嶽海戦>

貴景勝1(×××××○)0若隆景
感染した若隆景が出場できるのかわからない。
そうした意味で、この一番は実現しないかも
しれない。

貴景勝7(○○●■○○)3大栄翔
ともに押し相撲。立ち合いのあたり、二の矢
が優ったほうが相撲を有利にすすめる。貴景
勝は大栄翔の突き落とし、俊敏な動きに翻弄
されないことである。

<2020年十一月場所 大栄翔戦>

貴景勝5(××○○×○)2阿武咲
かつてはともに明日のホープの時期があった。
だが、今や大きく差がついてしまった。阿武
咲に往年の馬力が失われているだけに、貴景
勝が一枚も二枚も上である。

貴景勝9(●○××○×)5玉鷲
かつて上位の常連だった玉鷲も最近はそう
でもなくなった。それだけに大関の貴景勝に
通じなくなってきている。貴景勝が自分の
相撲をとりきりそうである。玉鷲の1勝には
不戦勝が含まれている。

(この項目続く)

箱根駅伝を全部見ました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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