大相撲

朝乃山優勝の可能性を探る

七月場所、朝乃山は12勝3敗、次点で終わっ
た。横綱・大関でただ一人皆勤した。番付の
地位は皆勤した力士ではトップだったが、
及ばなかった。優勝できなかった原因ははっ
きりしている。照ノ富士との1敗同士の直接
対決に敗れたことにある。優勝するためには、
大一番に勝たなくてはならない。

<1敗同士の照ノ富士戦に敗退>

振り返ると朝乃山はこれまで優勝争いをした
ことがなかった。初優勝した2019年五月場所
は上位とは部分対戦であり、上位陣がくずれ
ていった中での平幕優勝だった。この時点で
朝乃山の地力は優勝争いができるレベルまで
は、いっていなかった。

九月場所、朝乃山は大関2場所目にあたる。
上には横綱がいるが、休場がちで期待通りの
活躍ができるとは限らない。大関貴景勝は
押し一本で通すのは容易ではない。そういう
意味で大関朝乃山には優勝のチャンスの場所
といえる。

朝乃山の対戦相手は白鵬の出場が微妙な場合
は、前頭4枚目の栃ノ心までである。朝乃山
が十両以降の対戦相手で負け越しているのは、
次の6人である。

<七月場所御嶽海に痛恨の1敗>

白鵬 3敗
御嶽海2勝5敗
大栄翔5勝7敗
遠藤 4勝6敗
照ノ富士 1敗
照強 1敗

白鵬は出場がはっきりしない。となると御嶽
海は強敵になる。目下2連敗中である。ここ
1年でも2勝4敗である。朝乃山は御嶽海戦
がカギになる。大栄翔には4連勝中であるが、
押し相撲だけに押し込まれると危ない。遠藤
には2連勝しているが、その前は3連敗して
いる。遠藤のうまさにやられ、体勢を悪く
しないことである。照ノ富士、照強にはリベ
ンジしかない。

<七月場所大栄翔に苦戦>

十両以降で五分なのは以下である。
鶴竜 2勝2敗
玉鷲 2勝2敗
鶴竜戦は1不戦勝があり、実質は1勝2敗で
ある。鶴竜が最後まで取れるかどうかはなん
ともいえない。玉鷲戦は、ここ2場所対戦は
ない。もはや実力差は明確である。

十両以降で対戦成績が迫っているのは、4人
である。
貴景勝4勝3敗
正代 4勝3敗
豊山 3勝2敗
栃ノ心3勝2敗
貴景勝には3連勝中である。貴景勝は朝乃山
に通用しなくなってきている。千秋楽結びの
一番で対戦した正代は実力者であり、油断は
できない。豊山、栃ノ心には地力の差がつい
ており、問題はないと思う。

<賜杯再びはなるか>

優勝するためには13勝以上の成績が求められ
る。朝乃山にとっては上位では未知の領域で
ある。優勝するためには取りこぼしをしない
ことである。大正15年の優勝制度以降、大関
2場所目で優勝した力士は11人いる。横綱・
大関のなかで期待できるのは朝乃山しかいな
い。

すしやにいきます。
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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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