七月場所、新大関の朝乃山は12勝3敗と次点
の成績を残した。まずまずの成績だが、2
横綱・1大関が休場したなかなので優勝して
当然という見方がある。そこで七月場所、
朝乃山はどのような相撲をとったのか。一番
一番を検証してみることにした。
採点は5段階で、細かく評価するため0.5を
加点減点することにした。採点基準は勝敗
ではなく、朝乃山がどれくらい自分の力を
発揮したかにおいた。
【初日 隆の勝】
立ち上がって突き合いとなったが、朝乃山は
後退せず、機をみて上手を取って送り出した。
4.5点
【2日目 遠藤】
3勝6敗と負け越している相撲巧者遠藤戦。
遠藤左ざし、朝乃山圧力をかけ左をぬいて
はさみつける体勢で正面寄り切った。
4.5点
【3日目 豊山】
朝乃山圧力で豊山を圧倒。豊山左おっつけで
対抗するが、朝乃山、右が入ってどんどん前
に出て寄り切った。
4.5点
【4日目 大栄翔】
激しい突き合いとなって、大栄翔がまさって
押し上げる。朝乃山が体をかわして送り出し
た。
3.5点
【5日目 霧馬山】
霧馬山左に変わって左上手を取り、食い下が
る体勢をつくった。朝乃山上手は取れない。
霧馬山攻め手がなく攻めきれず。まきかえに
いくところ、朝乃山一気に出て寄り切った。
辛抱の勝利だった。
3.5点
【6日目 阿武咲】
朝乃山踏み込んで左上手を取ってそのまま
寄り切った。組まれて阿武咲は何もできなか
った。
5点
【7日目 宝富士】
下から押し上げ、そのまま前に出ての圧勝
だった。宝富士には朝乃山を脅かす要素が
なかった。
5点
【8日目 碧山】
突き合いから、前に出て右四つ寄り切った。
まったく問題にしなかった。
5点
(この項目続く)
猛暑+ゲリラ豪雨の二重苦です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。