七月場所、新大関の朝乃山は12勝3敗と次点
の成績を残した。まずまずの成績だが、2
横綱・1大関が休場したなかなので優勝して
当然という見方がある。そこで七月場所、
朝乃山はどのような相撲をとったのか。一番
一番を検証してみることにした。
採点は5段階で、細かく評価するため0.5を
加点減点することにした。採点基準は勝敗
ではなく、朝乃山がどれくらい自分の力を
発揮したかにおいた。
【初日 隆の勝】
立ち上がって突き合いとなったが、朝乃山は
後退せず、機をみて上手を取って送り出した。
4.5点
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/08/200719初日幕内-1009-e1597376416996.jpg)
【2日目 遠藤】
3勝6敗と負け越している相撲巧者遠藤戦。
遠藤左ざし、朝乃山圧力をかけ左をぬいて
はさみつける体勢で正面寄り切った。
4.5点
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/08/200720二日目幕内-1024-e1597376435220.jpg)
【3日目 豊山】
朝乃山圧力で豊山を圧倒。豊山左おっつけで
対抗するが、朝乃山、右が入ってどんどん前
に出て寄り切った。
4.5点
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/08/200721三日目幕内-872-e1597376456492.jpg)
【4日目 大栄翔】
激しい突き合いとなって、大栄翔がまさって
押し上げる。朝乃山が体をかわして送り出し
た。
3.5点
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/08/200722四日目幕内-1028A-e1597376476306.jpg)
【5日目 霧馬山】
霧馬山左に変わって左上手を取り、食い下が
る体勢をつくった。朝乃山上手は取れない。
霧馬山攻め手がなく攻めきれず。まきかえに
いくところ、朝乃山一気に出て寄り切った。
辛抱の勝利だった。
3.5点
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/08/200723五日目幕内後半-389-e1597376496574.jpg)
【6日目 阿武咲】
朝乃山踏み込んで左上手を取ってそのまま
寄り切った。組まれて阿武咲は何もできなか
った。
5点
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/08/200724六日目幕内-949-e1597376521200.jpg)
【7日目 宝富士】
下から押し上げ、そのまま前に出ての圧勝
だった。宝富士には朝乃山を脅かす要素が
なかった。
5点
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/08/200725七日目幕内-872-e1597376538179.jpg)
【8日目 碧山】
突き合いから、前に出て右四つ寄り切った。
まったく問題にしなかった。
5点
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/08/200726八日目幕内-1000-e1597376558663.jpg)
(この項目続く)
猛暑+ゲリラ豪雨の二重苦です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。