大相撲

■七月13日目 朝乃山まさかの敗退

白鵬が休場した。これで2横綱1大関が休場
となった。協会を背負う責任ある立場の地位・
待遇であるにもかかわらず、3人が欠けて
しまった。足を運んだお客さんにしてみれば
チケット代を割引にしてほしい心境になって
も不思議ではない。

かつて柏戸は前褌を取って走った。勢い余っ
て土俵下に転落してよくけがをした。「柏戸
の体は瀬戸物か」と言ったのは時津風(元
双葉山)理事長だった。休場した横綱・大関
はガラス細工?

これで横綱・大関リーグ戦はゼロになった。
これは不名誉な記録である。千秋楽結びの
一番が大関対関脇ではどうにもしまらない。
何時までも看板に偽りありであってはなら
ない。

<朝乃山対照ノ富士①>

孤軍奮闘となった朝乃山はまわりの横綱・
大関総くずれから自動的に優勝しても不思議
でない立場である。幕尻1敗の照ノ富士と
直接対決を制して優勝へ邁進。横綱への足が
かりとなってもおかしくない流れである。
ところが、人生には上り坂、下り坂以外に
まさかという坂がある。

<朝乃山対照ノ富士②>

朝乃山対照ノ富士戦はこう展開した。両者
立ち上がるや右四つ。照ノ富士、朝乃山の
左上手を切って腕を返す。朝乃山下手投げ、
照ノ富士こらえて引き付けて寄り立て、正面
土俵に寄り切った。照ノ富士が思いのほか
力を発揮し、単独トップに立った。

<朝乃山対照ノ富士③>

しかし、大関が幕尻に堂々と負けてはいけ
ない。番付は何のためにあるのか。一月場所
では大関貴景勝が幕尻徳勝龍に負けている。
場所はあと2日間。どう展開するか、注視
していく。

かつての相撲の会2人に会いました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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