大相撲

■七月7日目 ずば抜けている白鵬の充実度、安定性

朝乃山が苦しめられ、貴景勝が不覚を取った
のが霧馬山。7日目、白鵬はその霧馬山と
対戦した。相撲は白鵬の速攻の寄りに、
霧馬山は何もできずに土俵を割った。7日目
を終えて全勝は白鵬、朝乃山、御嶽海の3力
士になった。数字的には並んでいるが、相撲
内容は違う。充実度、安定性では白鵬がずば
抜けている。

<白鵬(寄り切り)霧馬山>

三月場所、白鵬は44回目の優勝を達成した。
この場所の白鵬はスキがあった。ひょっと
したら危うい、やられる懸念があった。それ
が阿武咲、正代の敗戦につながった。今場所、
スキはない。勝負事だから絶対はないが、
このままの調子で突っ走りそうである。

年6場所制、横綱最後の全勝優勝を30代で
達成した例が以下である。横綱の代では大鵬
以降になる。

北の富士 30歳
北の湖 31歳
三重ノ海 31歳
千代の富士 34歳
隆の里31歳
白鵬 34歳

白鵬が35歳で全勝優勝したら記録更新になる。
今場所の白鵬は全勝の可能性さえ感じる。
しかし、すんなりいかせてはならない。朝乃
山は若さと力強さで対抗する気概をみせない
と時代は変わらない。優勝を足がかりにしな
いと横綱へつながらない。

<朝乃山(寄り切り)宝富士>

場所前は出稽古なしがどう影響するのかが
見所だったが、ここまでくれば影響は少な
そうである。白鵬を誰かが倒すのか、それ
とも突っ走るのか。表彰自粛場所はことごと
く白鵬が優勝している。そのジンクスが今
場所も生きそうな流れである。

雨の日、国技館に並ぶのは大変です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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