朝乃山が苦しめられ、貴景勝が不覚を取った
のが霧馬山。7日目、白鵬はその霧馬山と
対戦した。相撲は白鵬の速攻の寄りに、
霧馬山は何もできずに土俵を割った。7日目
を終えて全勝は白鵬、朝乃山、御嶽海の3力
士になった。数字的には並んでいるが、相撲
内容は違う。充実度、安定性では白鵬がずば
抜けている。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/07/200725七日目幕内-981-e1595682634752.jpg)
三月場所、白鵬は44回目の優勝を達成した。
この場所の白鵬はスキがあった。ひょっと
したら危うい、やられる懸念があった。それ
が阿武咲、正代の敗戦につながった。今場所、
スキはない。勝負事だから絶対はないが、
このままの調子で突っ走りそうである。
年6場所制、横綱最後の全勝優勝を30代で
達成した例が以下である。横綱の代では大鵬
以降になる。
北の富士 30歳
北の湖 31歳
三重ノ海 31歳
千代の富士 34歳
隆の里31歳
白鵬 34歳
白鵬が35歳で全勝優勝したら記録更新になる。
今場所の白鵬は全勝の可能性さえ感じる。
しかし、すんなりいかせてはならない。朝乃
山は若さと力強さで対抗する気概をみせない
と時代は変わらない。優勝を足がかりにしな
いと横綱へつながらない。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/07/200725七日目幕内-873-e1595682652184.jpg)
場所前は出稽古なしがどう影響するのかが
見所だったが、ここまでくれば影響は少な
そうである。白鵬を誰かが倒すのか、それ
とも突っ走るのか。表彰自粛場所はことごと
く白鵬が優勝している。そのジンクスが今
場所も生きそうな流れである。
雨の日、国技館に並ぶのは大変です。
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