横綱・白鵬と本割で50回以上対戦したのは、稀勢の里・日馬富士・琴奨菊・鶴竜の4人です。白鵬から見た対戦成績は、琴奨菊に56勝7敗、稀勢の里に44勝16敗、鶴竜に44勝8敗、日馬富士に37勝22敗。最も白鵬に肉薄したのは22敗を喫させた日馬富士でした(優勝決定戦を含む集計)。
無観客開催となった三月場所千秋楽、優勝をかけた相星決戦の白鵬対鶴竜戦は、本割50回対戦となった。50回対戦するということは、最短でも8年2場所かかる。両力士が、力士生命が長く、地位が近くないとできないことである。さらに一方あるいは両方が、休場が多過ぎても、難しくなる。白鵬の50回以上対戦は鶴竜で4人目である。白鵬の50回以上対戦をふり返ってみよう。
その前に述べておきたい点がある。優勝決定戦は番外という扱いについてである。幕内勝利や通算勝利に数えられることはない。さらに言えば、優勝決定戦で負けても、連勝はストップされない。これはこれでいい。ただ、両力士の対戦成績だけには、加えてもさしつかえないのではないだろうか。そういう趣旨で、ここでは優勝決定戦の対戦成績を含めることにした。

白鵬と50回以上対戦した4力士の対戦成績
| 対戦相手 | 白鵬の対戦成績 |
|---|---|
| 稀勢の里 | 44勝16敗 |
| 日馬富士 | 37勝22敗 |
| 琴奨菊 | 56勝7敗(1不戦敗含む) |
| 鶴竜 | 44勝8敗 |
最初に白鵬と対戦したのは、日馬富士前名である安馬だ。2006年三月場所、白鵬が最後の関脇のときである。白鵬は13勝2敗で場所後、大関に昇進した。翌場所新大関のとき、稀勢の里、琴奨菊と初対戦している。この場所白鵬は初優勝している。初対戦は3力士とも負けている。このとき、鶴竜はまだ十両であった。

最初に白鵬に勝ったのは稀勢の里である。3回目の対戦となる2006年九月場所初日のことである。それだけで終わらず、このあと連勝している。3勝目は白鵬が13勝2敗で優勝している。安馬は7回目の対戦で初勝利した。白鵬が4回目の優勝をした2007年九月場所のことだった。それを含めて3連勝しているがいずれも白鵬が優勝した場所だった。琴奨菊の白鵬戦初勝利は、2006年十一月場所のことである。白鵬5回目の優勝場所であった。

鶴竜が白鵬と初対戦した2007年九月場所のとき、白鵬は横綱であった。横綱だから勝てないのは当然とはいえ、鶴竜は初対戦から実に20連敗している。鶴竜の白鵬戦初勝利は2012年一月場所まで待たなければならなかった。ちなみに白鵬は稀勢の里に11連勝、日馬富士に5連勝、琴奨菊に19連勝している。白鵬の50回以上の対戦で千秋楽の本割対戦が最も多い力士が日馬富士で、24回に及んでいる。次が鶴竜で12回である。

なお、白鵬からみた4力士の地位別対戦成績が以下である。

50回対戦以上力士で最も白鵬に肉薄したのは日馬富士である。次が稀勢の里である。鶴竜と琴奨菊は歯がたたなかったといえる。鶴竜と琴奨菊は現役だが、今後数字が大きく変わることはないと思われる。